24.マスローの五段階欲求
田中「安井さん前に僕が出世したいと思ってたじゃないですか。間違ってます?」
安井「早めに頑張って皆に認めてもらいたい。普通のことだしいいと思うよ」
田中「でも、前にホールさんかの話で人間関係の交流をよくする方がいいって言ってました」
安井「プロティアンキャリアの話ならそうだけど、別にその話しもキャリアは学習したことだから出世して階層が上がったとこで早期に違う学習をすることは否定してないよ」
田中「なんで人って他者に認めてもらいたくなるんですかね」
安井「それが普通の欲求だからだよ。マスローという人は「人間は自己実現に向かって絶えず成長する生き物である」という考え方があると言ってる」
田中「自己実現が人の最終目標なんですか」
安井「そうだ。自己実現、スーパーという人の理論でも自己概念が最終にあるように人は最終目標が自分を知ることなんだろうね」
田中「僕の認めて欲しいと思う気持ちは、そんな高尚な精神と比べると安く感じます」
安井「そうでもないよ。マスローの話では人の欲求は五段階あるんだ」
田中「五段階ですか、どんな欲求ですか?」
安井「欲求の五段階なんだけど
1段目は生理的欲求 空腹、睡眠なと生命の維持
2段目は安全欲求 生命に関するものを安定的に維持したい
3段目は親和欲求 他者と関わりたい。集団に帰属したい
4段目は承認欲求 他者から価値ある存在と認められたい
5段目は自己実現 自分の能力を発揮して創造的な活動をしたい
このように欲求が満たされると、さらに高次のニーズが高まるとされてるんだ」
田中「あれ、じゃあ僕は承認欲求だから4段階目、思ってたより高次のニーズでした」
安井「そうだよ。田中君の欲求は決して安くないんだよ。むしろこの会社に帰属して満足しており、更に組織内にて認めてもらいたいという高次の欲求なんだ」
田中「それを聞いて安心しました。では会社にて認められたら、次こそ自分の真の欲求を見つめることができるんですね」
安井「別に会社じゃなくても友人、恋人、趣味仲間でも自分が承認されてると満足したらいいんだよ」
田中「そう言われると少し焦ってたかもしれません。社内の人はみんな仕事が出来るから僕も認められたいと思ってた節があります」
安井「自分でそう思えるなら大したもんだよ」
田中「でも最後のはよくわからないです」
安井「それは人それぞれ答えが違うだろうからね。でも人は色んな個性の花だから」
田中「ナンバーワンになれなくてもオンリーワンになれば良い!みたいなことですね」
安井「歌の歌詞ぼっいけど、そおいうことだよ。人生は100年、焦らすいこう!」
田中「その例えあまり好きじゃないです。ジジイぽっいです」
安井「すいませんね」
田中「いじけないでください安井さん」
安井「どおーせ俺なんかジジイですよ」
出ていき自販機に走る安井
田中「安井さ〜ん!コーヒー奢りますよー」




