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メイドの土産 〜ボンボン探偵✕毒舌メイドの事件簿〜  作者: 路明(ロア)
【7】タラスの風は、葉のうえにある水のように予測不能かもしれない

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大海原家執務室 4

 あわただしく八十島(やそしま)が帰ったあと、多香乃(たかの)が一礼して入室する。

 飲食を終えた皿や湯飲み茶碗をトレイにのせ片づけはじめた。

「八十島さん、事件でいらしてたんですか?」

「何だかんだ事件でしか来ないよね。やそっちって」

 (つげる)は執務机にもどり、PCのマウスを動かした。

「お忙しいんでしょう。刑事さんというと、非番でもいきなりの呼び出しがあると聞いたことがありますから」

「お忙しくても仲のいい友人とじゃれ合う時間くらい欲しくないのかな」

 PC画面を見ながら告が返すと、多香乃はなぜか無言になった。

「多香乃さん」

「はい」

 多香乃がトレイの位置をずらすと、カチャカチャと食器のこすれる音がする。



「今回もちゃんと収入あるからね。心配しないで」

「おいくらですか?」



 多香乃が問う。

 告は目を丸くしてテーブルをていねいに拭く多香乃を見つめた。

「金額まで聞くのめずらしいね」

「いつもは成功報酬なのに今回は前金で受けとったともとれる言いかた、しかし八十島さんがいま事件の概要をお話しにきたばかり」

 テーブルを拭きながら多香乃が言う。



「お支払いしたのは八十島さんで、しかも友人割引で税務署もびっくりの破格の値段でお話がまとまったと思うほうが自然です」



「おおう……」

 告はついおかしな相づちを入れてしまった。

「多香乃さんすごい、探偵みたい。探偵助手やらない?」

「おことわりします」

 多香乃が即答する。





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