朝が来る
夜が明ける
朝が来る
連続した時の流れの
ただひとときでしかないけれど
何かが終わって
何かが始まる
そんな気持ちになる
終わりよ来ないでと願う夜もあれば
早く明日になれと待ちわびる朝もある
決まった時の数だけ時間が過ぎれば
誰にでも訪れる朝なのに
その一分一秒に焦りを覚え
その一分一秒に永遠を感じ
やがて同じで違う朝を迎える
朝が来る
夜が明ける
焼き焦がすような朝の光は
焦燥の色か
熱望の色か
朝が来る
夜が明ける
何かが始まり
何かは終わる