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天才はvrmmoで運営を泣かす。~freedom infinite world~  作者: パセリ
1章 世界帰還『グランド・ワープ』
8/20

初狩りと街の出来事

テンプレは……なーい~!!

ユミさんと別れた後僕は冒険者ギルドの中に入った。


冒険者ギルドの中はとにかく綺麗で静かだった。

異世界の冒険者ギルドは受付嬢が六人以上いて酒場はムサイ男まみれ。

受付嬢へのナンパは毎日のこと。一日中受付嬢へ口説いてる奴。一日中酒飲んでる奴。一日中依頼掲示板に張り付いてる奴。そんな奴がずっと、何人も居る、それが異世界の冒険者ギルド。


それに対してこのゲームの冒険者ギルドはどうだろう?

受付嬢何て一人も居ない。二階の酒場は……まぁロマンがあるって理由で居る男も居るけどほとんどが待合所扱い。金稼ぎの依頼は自分のステータスプレートから受けれる。


中に入ってすぐにメッセージが流れた。


《clear:冒険者ギルドに入ろう》

《報酬:1000G》

《冒険者ギルドに入ると依頼が受けれます》


これがクエストって奴?いきなりだな……それと報酬1000Gか。この金額があれば初期武器と初期装備が買える位だな……


冒険者ギルドのクエストは日替わりみたいな感じだ。このゲームはモンスターの事件とかもリアルタイムなので依頼がこれだ!!って狙えない。

異世界ギルドは救済措置の常時以来とかもあったけどこのゲームは無い。


閑話休題。


今みた感じだと割に合わないクエストや強すぎて序盤の今じゃ無理みたいなゲームバランス崩壊のクエストもあった。本当にリアルだよな~……


今やれる事は二つ。


一つ目はこの街を周ってお店や有名スポットを調べる。これを調べとくと後々楽になるかも……


二つ目はフィールドに出てモンスターを狩って体の動かし方を調べる。まあ肩慣らしだ。


まずはこの二つのメリットを考えてみよう。


僕はイベント(仮)以外では基本ソロで行こうと考えてる。この事も含めて考えると……


一つ目(街徘徊の方)のメリットは店を調べる事で消耗品ポーションなどの効率の良い売買が出来る流通ルートを自分で調べられる。こうする事でGの無駄使いを避けたり出来る。又、今後のイベントで重要な場所があるかもしれない。○SOのクリスマスイベントのような重要スポット的なのがあるかも知れない。


二つ目(モン狩の方)のメリットはこの体の動かし方の確認を出来るのとレベル上げ。

このゲームはモンスターに特定の動きが無いのでそこの研究が出来ない。

なので今回は自分が持ってるスキルを使ってそのスキルの確認をしよう。


この二つについて考えてみると……街徘徊の方は確かにGの使用削減が出来て魅力的だけど今後のイベントで今日調べた場所が無価値になるかも知れない。


モン狩の方は肩慣らしはやっておきたいけど……レベル上げは必然的にそうなるから正直メリットか謎だな……スキル確認何て全部マスクデータなので一からめんどくさい。そのスキルのダメージ倍率やそのダメージを出すスキルを一回使う為のMPなどの計算etc……


うーん……悩む……今の感じだとメリットとデメリット両方あるんだよな……


……ん?待て待て待て……別に今日時間無くないし両方やるってのもありじゃね?

何で今まで思いつかなかったんだよ……さっきまでの茶番って何だったんだ?


そしたらどっちから始めるか……まずは消耗品を買う……いや金が無い。


でも今はギルドに行っても良いクエスト無いし……やっぱり魔物を狩って素材を売るのが今の最善策かな……


て訳で……いざフィールドへ……


《始まりの平野》


はーい!!やって来ました。始まりの平野でーす。


うん……そう……初めての魔物が居るフィールドに出てテンションのネジがグガーンってなってしまった……


こほん……早速、目の前に魔物が出て来た。


----------------------

name:リトルラビット

----------------------


まあこんなリアルなゲームならこれ位の情報しか見れないよな……


ではでは意識しながら(斬撃(スラッシュ))よし……声に出さずに言えた!!


《リトルラビットを倒した》

《素材:リトルラビットの皮》


……えーとこれだけ?そうですか……これだけですか……まあ最初のフィールドの魔物ですから……


このフィールドにはリトルラビット以外居ないっぽい。


じゃあ今回は後五回倒したら壱の街に戻るか……


*-------------------*


たったの15分で五体を倒した。

リトルラビットが落とした素材はこれだ!!


リトルラビットの皮×2

リトルラビットの肉×3


の二種類合計五個の素材


*-------------------*


街に帰って来た。えーと……そしたら街を周る前にどこかの店で素材を売ろう。


探すこと五分。一軒の店を見つけた。僕が見つけた店は決して人目に着くって店では無くしかし少ない客が居る店。客は全員住人で店員と言うか会計の所に居るおばあちゃんも住人だった。

この店が人気なのか分からないし何の店かも分からない。でもこの店に親近感が沸いた。


「こんにちはここのお店って買い取りしてる?」


ハハハハハやはりまずは住人に対してフレンドリーに……


「すまんね……見た感じあんたは悪そうには見えないんだけどね……あんた旅人だろう?

最近旅人がこの街で悪さをするからもう殆どの店が旅人には売らないことにしてるんだ」


えっ!?……はっ!?マジでまだ初日なんだけど。もう積んだ?プレイヤー何やってんだよ畜生が……


「ん?お前さん旅人だろう?なのに少しワシらの匂いがするのぉ……お主は性格も良さそうじゃし売っても良いかもしれんのぉ」


あ~『住人プレイヤー』か……地味に働くなこのスキル。


「有難いです。てかこのお店は何を売ってるんですか?」


「ホホホホホホ……この店はワシが錬金で作った物を売ってるんじゃ」


れ・ん・き・ん……キターーーーーー☆


錬金とは(自分的解釈)

品質は良くないけど作れる物は幅広く質より量(偏見?)


「錬金ですか……じゃあまずはリトルラビットの皮2つと肉3つを売ります」


「そうかい……皮も肉も一律100Gじゃから500Gじゃな」


「それとポーションっていくらです?」


「ポーションかの?回復ポーション150Gの魔力ポーションが100Gじゃ」


へーーそこは値段が逆なのが普通なんだけどな……


「あの……何で魔力ポーションの方が安いんですか?」


この質問はとても大事で重要な情報だ。なので何言ってんだ?こいつみたいな目で見ないで!!


「はぁ……」


ため息つかないで


「まず回復ポーション。これはかけるも良し。飲んで良しの優れもの……まあ回復ポーション全部そうだけど……魔力ポーションてのはワシらも旅人もそうじゃが自分の魔力量が見えないじゃろ?」


まあそうだな。ゲームだと体力って表現するゲームもこの世界じゃ存在しない。

首が切れたら死ぬ。脳が潰れたら死ぬ。出血多量で死ぬ。体力HPは存在しない。

だからポーションで傷を癒すのだ。


閑話休題


「はい。見えませんね」


「そうじゃろ。んでここからが問題なんじゃが自分の魔力量が分からない。

そしてこの世界は魔力が自分の器以上になると……死ぬんじゃ」


へ?


「じゃから住人は軽々飲めないんじゃ」


「そうなんですか……じゃあ回復2つと魔力1つ下さい。」


「毎度。合計は400Gじゃ」


「ありがとうございます」


「またの~」


この店良かったな……これからも通わせてもらおう。


僕はここで一旦ゲームを辞めようと考えログアウトした。


この時、旅人……プレイヤーの間では店が使えなくなった事に気付き大騒ぎになった。

次回は掲示板回です。

初めて書くのでつまらないかも……

これからもよろしくお願いします。

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