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天才はvrmmoで運営を泣かす。~freedom infinite world~  作者: パセリ
1章 世界帰還『グランド・ワープ』
7/20

閑話 ユミの憂鬱

ヒロイン初閑話!!

私の名前は蒼井裕美。

学校で少しモテる普通の高校生だ。

ただ女子達に嫉妬されて友達が居ない事以外は……


今日も学校で告白された。


「ユミっちまた告られたの?本当にモテモテだね!早く彼氏出来ないの?」


今話しかけて来たのは私の幼馴染で親友の足立川心美。

心美は美人で良く告白されてる。


「ココミも告白されてるけど付き合ってないよね?」


「わたし!?わ、わたしは今は良いかな?……(∀`*ゞ)テヘッ」


そんなやり取りをしてると先生が来た。


「みんな席に着け。良し号令--」



*-------------------*

昼休み


「そうだ!ねぇユミっちユミっち」


「どうしたの?後ご飯飛んでる」


「あははッごめんごめん……じゃ無くて今日の朝のニュース見た?」


「ん?見てないよ?てか何で昼に朝のニュースの話?」


忘れてたんだよ!と言いながらご飯を食べながら話す心美に怒る


「それで朝のニュースで何かあったの?」


「そうそう!!この話は数年前の噂に遡るんだけどね……」


数年前にある噂が流れた。その内容は……神里実が立ち上げ今では当たり前になったVRデバイスの開発元の会社GODコーポレーションが初めてのゲームを作ってると言う内容だ。


「でもその社長の神里さんが消えてから進歩が無いって話じゃないその会社って!!」


「それが今日の朝のニュースで新たになったんだけど何と色んな国が共同で制作したゲームらしいよ」


「へえ!それは心美からしたら是非ともやってみたいんじゃない」


「そりゃもちろん!!」


何を隠そう。心美は生粋のゲーオタだからだ。しかも私も巻き込まれてる。何だかんだ言って面白いけどね……


「んでね!そのゲームを提案したのがあの神里さんらしいよ!」


ん?今は姿を見せて無いんじゃ無かったっけ?


「今、神里さん居ないのに?って思ったでしょ?何と神里さんちゃっかり計画書置いて消えたらしいんだよ」


「ふふ、神里さんて面白いのね!!」


「そうだね!それでね今日の夜に完成記念パーティがあるらしくて凄い人いっぱい来るらしいし新情報もあるらしいんだよ!!」


「ここまで話すって事は私もやれって事?」


「せーいかーい!」


「でも私知らなくて予約してないし昼って事はもう完売でしょ?」


「ちっちっち!発表が朝のニュースだっただけ登録はもう直ぐなのだ」


「なら良いかな……どうすれば良いの?」


「え?あ!そうか知る訳無いか……確か『FIW』の公式ページを開いて時間まで待機」


えーとF,I,Wっと出た。これかな?名前は『freedom infinite world』か確かにFIWだね


「心美開いたよ」


「おっ‼速いね後一分もしない内に予約のボタンが今は灰色だけど赤に変わるらしいよ」


あ、変わった。予約を押すと個人情報など書いて規約にチェックを入れて完了と……


「ユミっちは予約出来た?私は完了だぜ!」


「おめでとう!私もゲット」


ニコッと笑ってみる。


「相変わらず笑顔が眩しいね!小動物だよ」


今度はプクッとしてみる。


「ごめんって(笑)」


「別に起こってないよ!」


またニコッとしてみる。


「ユミっちもう完売だって。まだ数分しか経ってないのに」


「ちなみに数は?」


「一国30万本の世界で5880万本だって」


「!?その数が数分って異常どころか偉業だね……(凄すぎて逆に呆れる)」


「それと私達は関係無いけど二陣は一か月後に発売。数は一国で50万本で世界で9800万本だと」


「また完売しそうだね……」



*-------------------*


今は夕飯を食べ終えてリビングでパーティのニュースを見る為にテレビに張り付いてる。

ちなみに心美と電話もしてる。


「ユミっち来たよ!!」


「ドキドキだね」


「うわ!凄いメンツだね!GODコーポレーションって何者?」


「心美、何者って……」


「だって凄すぎでしょ!まあでも全部の国がこのゲームに絡んでるらしいし仕方ない……でも何者」


*-------------------*


「パーティがもうすぐ始まるね」


「私達行かないのに見てるだけで緊張するね」


「「!?」」


「神里さんだってあの人が?」


「今まで顔は出さずにそして数年間姿を消してた神里さんが出た!?」


「「でも顔が見れない」」


*-------------------*


「まあいっか……新情報来た~~~~~~!!」


「うるさっ!」


「あぁー神里さんもゲームするのか……顔が見れない理由に納得」


「声は変わらないんだね」


「生放送で声は変えられないでしょ」


*-------------------*


「終わったね……」


「でも明日、休日だしワクワクだね」


「うんそうだね!もう遅いしバイバイまた明日」


「うんまた明日」


*-------------------*

《壱の街にログイン》


よしチュートリアルまで完了

心美じゃ無かったココロからフレンド申請と現在地が送られて来た。

今は冒険者ギルドか……よーし!!しゅっぱ「お!可愛い姉ちゃん発見」つ?


「あの……何ですか?」


「おい姉ちゃん。俺らのパーティ入らね?華が居た方が盛り上がると思うんだけどさぁ」


えっ!?ナンパ?これってゲームだよね?


「止めてください。これから私友達と遊ぶんです。離して!!」


何かさっきからゲスな目で見てきて怖いな……ん!?何かカッコいい人が居るんだけど……


「おいお前さっきから何見てんだ?邪魔なんだよ!」


この男の人がイケメンさんに突っかかると少し笑った。……笑った!?


「いやーとある場所を聞こうと思ったんだけどそこの女性に聞くからいいや

ねえそこのお姉さん実はぼうけ「お前何勝手に話しかけてんの?俺らのパーティメンバー何だけど?」は?」


え!?何言ってんの!?流石にイケメンさんも困惑してる。


「いやごめんなさい。さっきから聞いてたけどパーティメンバーなの?」


え!?私!?


「違います。この男達が勝手に言ってるだけです」


こんなに声張り上げたのは昔誘拐されかけた時以来だな。

あのイケメンさん物凄く驚いてる。何か明るくてこんな状況でも安心できるなぁ


「何さっきから二人でいちゃいちゃいてんだよ?お前まじでムカつくんだけど?」


え!?いちゃいちゃ!?うぅ~意識したら恥ずかしくなってきた。


「あ。そう?じゃ僕はもう行くね!バイバイ」


その言ってイケメンさんは行こうとした。私の手を掴んで……

キャー―――この人の手大きくて硬い。……ゲームなのに!?


勿論抜け出せる訳も無く、


「はあ……めんどくさいんだよ!何女一人でムキになってんの?しかも嫌がってるのに」


うわっ!!雰囲気が緩い感じから鋭い感じになった。クールでカッコいい。

しかも負け惜しみかこのイケメンさんに罵倒の数々、聞いててこっちがムカつくよ!

良く耐えられるなぁと感心してみる。


「そこの女も女だな!なんだその勇者様に軽く付いて行って!尻軽女とはこのことだな」


いきなり男はそんな事を言ってきた。その言葉は普段無視されたりしても泣かない私に対してたった一つの恐怖でありコンプレックスでありトラウマであるあの出来事を思い出す。

私は堪え切れずに涙が零れる。


「おい糞!お前なんなの?お前に落ちなかった女は全員そうなるの?

お前はこのゲームをする権利無いな」


イケメンさんがきっと私の為に怒ってくれるといきなり私の手を掴んでた大きいあの安心感のある手が消えた。

そしてその手……じゃ無くてその人は後ろに居た男の人を剣で攻撃しようとしてた。

でも攻撃出来てない。私から見ると何かに阻まれてる感じがする。


《安全エリアでの攻撃を阻止しました》

《name:イグニウスの規約違反の確認》

《name:イグニウスの武器の破壊で罰の終了》

《name:ジンの迷惑行為の確認》

《name:ジンは三回目の警告》

《name:ジンのアカウント凍結》

《name:ガンの迷惑行為の確認》

《name:ガンは三回目の警告》

《name:ガンのアカウント凍結》

《name:シンの迷惑行為の確認》

《name:シンは三回目の警告》

《name:シンのアカウント凍結》

《今回の対応はGM.01が担当しました》


え!?この声は?てか三回もゲ○の極みだよ……

違う違う。私のせいであの人の武器が消えちゃったよ……どうしよう私のせいだ……


「あの僕は剣が無くてもゲームは出来るので気にしないで下さい。それより”ごめんなさい”じゃ無くて

”ありがとう”って言って欲しいかな」


この言葉に私はキュンと来た。

剣は無くても平気と言ったのは私の為に言ったの?それとも本当の事?

いやいやそんな事はどうでも良いんだ。私きっと惚れたかも……


その後、冒険者ギルドを探してるらしかったので一緒に行った。


名前も聞いてフレンド登録もした。


《name:ココロ

ねえまだ?待ちぼうけ!!》


忘れてた!?


「はい!あっ友達から連絡来たのでもう行きますね今度一緒に遊びましょう」


少し名残惜しかったけど二階の酒場に向かった。

酒場を覗いてみると明らかに避けられ視線が集まってる場所があった。


「ココロごめん遅れた」


「良いよ!!ユミっちの事だから何か事件に巻き込まれたあったんでしょ?」


「うん……しつこいナンパされてイグニウスさんて名前のイケメンさんに助けて貰ったんだ」


「まじ?名前的に男でしょ?前に彼氏作らないの?とか弄ったけど実際まだ男怖いんでしょ?平気だった?」


「うん……優しくて逞しかったよ……そう言えば手握られたけど怖くなかった。安心したなぁ」


この時、心美は驚いた。裕美は昔のあの事件で男性が苦手になり近寄るのも厳しい位の重症だったはず……


「ふーん……ねぇユミっちその人に惚れた?」


勿論、冗談だけど


「うん……そうかも……」


顔を真っ赤にしながら言う裕美は恋する乙女その物だった。

心美は開いた口が閉まらない。その中でやっと言えた言葉が


「マジ!?」だ。


「そういえばあの人の声『神里実』さんの声と似てたなぁ」


「マジ!?」


ユミは今度会った時にこっそり聞こうと思った。

一応恋愛タグとハーレム?のタグを追加しました。

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