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天才はvrmmoで運営を泣かす。~freedom infinite world~  作者: パセリ
1章 世界帰還『グランド・ワープ』
6/20

初日から勇者

《壱の街にログイン》


はっ!!


周りが明るく賑やかになって来た。


目を開けると噴水が中心にある広場に立っていた。


まずは持ち物確認と……


結局持ってたのは初期装備の剣だけ

お金無いし装備も革すらない。初期装備の剣も鉄の剣。市販の鉄の剣だ。

市販の武器なので勿論壊れる。はあ積んだ?まあ皆同じなんだけど。


「そこの兄さん旅人だろう?」


いきなり金属の鎧を着たゴツイおじさんが話しかけて来た。


「なあおじさん”旅人”って何だい?」


ここはフレンドリーに聞いてみよう。


「ははは……兄さんは元気だな!兄さんみたいに言葉のキャッチボールしてくれるのは少ないんだよ……

よし!旅人てのはぷれいやー?て奴らしい。ちなみに間違えても住人のことNPCって呼ぶなよ!」


ふむ……僕らプレイヤーは旅人。住人はNPCって解釈かな?


「忠告ありがとう。僕はこの世界に住んでる人は生きてると思ってるから平気さ」


「なら良いんだ」と言っておじさんは次の人の所に行ってしまった。


「さて確かこの世界には冒険者ギルトがあるらしいから行くか!」


……場所どこ?あれ?僕勇者!ドジ違う!はず……

あそこに居る三人組に聞いてみよう


「あの聞きたいことが……」


「おい姉ちゃん。俺らのパーティ入らね?華が居た方が盛り上がると思うんだけどさぁ」


あれ?お取込み中?


「止めてください。これから私友達と遊ぶんです。離して!!」


というよりナンパ(強引)な感じ?

ここは勇者として助けようじゃ無いか……”元”勇者だけど


「おいお前さっきから何見てんだ?邪魔なんだよ!」


こっちに振ってきた~!ラッキー?

てか後ろでニヤニヤしてる男二人が異常にキモイ。

「いやーとある場所を聞こうと思ったんだけどそこの女性に聞くからいいや

ねえそこのお姉さん実はぼうけ「お前何勝手に話しかけてんの?俺らのパーティメンバー何だけど?」は?」


「いやごめんなさい。さっきから聞いてたけどパーティメンバーなの?」


「違います。この男達が勝手に言ってるだけです」


えぇぇぇぇーーーー思い込み激しいマンなの?


「何さっきから二人でいちゃいちゃいてんだよ?お前まじでムカつくんだけど?」


えぇぇぇぇーーーー短期で器狭いマンなの?


「あ。そう?じゃ僕はもう行くね!バイバイ」


そう言って女性の手を掴んで一緒にその場を離れ--

「何勝手に連れて行こうとしてんだ?あぁ!?」

--られる訳も無く・・・


「はあ……めんどくさいんだよ!何女一人でムキになってんの?しかも嫌がってるのに」


「んぐっ!関係ねーだろ!勇者様気取りか?キモイんだよ!」


落ち着け僕。こんなのに腹立てんな!


「そこの女も女だな!なんだその勇者様に軽く付いて行って!尻軽女とはこのことだな」


ブチッ!!

今の言葉で空気だった女性が涙目になった。流石に傷付くよな……


「おい糞!お前なんなの?お前に落ちなかった女は全員そうなるの?

お前はこのゲームをする権利無いな」


僕は剣を抜き三人組の内後ろでニヤニヤしてた二人組を切った。

否。切れなかった。僕は超速く動いて攻撃したはず。しかし透明の壁に阻まれた。


「「「は?」」」 「え?え!?」

この声はゲス三人組と泣いてた女性だ。


《安全エリアでの攻撃を阻止しました》

《name:イグニウスの規約違反の確認》

《name:イグニウスの武器の破壊で罰の終了》

《name:ジンの迷惑行為の確認》

《name:ジンは三回目の警告》

《name:ジンのアカウント凍結》

《name:ガンの迷惑行為の確認》

《name:ガンは三回目の警告》

《name:ガンのアカウント凍結》

《name:シンの迷惑行為の確認》

《name:シンは三回目の警告》

《name:シンのアカウント凍結》

《今回の対応はGM.01が担当しました》


その声が聞こえなくなった瞬間、僕の剣が消え、さっきの三人組が光の粒子になって消えた。

僕は女性に冒険者ギルドの場所を聞く為に話しかけた。


「あのすみません。ぼうけ「ごめんなさい私のせいで……」えーと」


困ったなぁこんな雰囲気じゃ聞けないよ。


「ごめんなさい。私のせいであなたの武器が消えちゃった。私のせいでもうゲームが進められない……」


「あの僕は剣が無くてもゲームは出来るので気にしないで下さい。それより”ごめんなさい”じゃ無くて

”ありがとう”って言って欲しいかな」


「はっ!!……そうですねありがとうございます。助かりました」


「その方が嬉しいよ!それで僕さ冒険者ギルドの場所聞きたいんだけど知ってる?」


「はい知ってますはっ!!友達の約束忘れてました」


そうか……困ったな聞きたいけど友達優先して貰った方が良いかな


「でもでも待ち合わせ冒険者ギルドなので案内しますよ」


「ん!?それは有難いよありがとう!!」


嬉しさのあまり手を握ってしまった。


「いえいえ大丈夫です……ポッ」


あれ?惚れてる?でもゲームだしな……流石に自意識過剰かな?


実は気づいて無かった。実は普通にカッコいいとそして助け方が男らしかった事、この女性は慰め方でグッと来た事を………


閑話休題。


色々あったけど如何にも冒険者ギルドらしい所に着いた。


「ここまでありがとう。後さまだ名前聞いて無かったから教えて貰っても良いかな?」


「ごめんなさい。助けられた時に名乗るべきだしたね!私は『ユミ』です。

あのフレンド登録しませんか?」


「そうだね。僕はイグニウス何て読んでもいいよ。それとフレンドのなり方教えて」


「はいイグさん今送りました」


《name:ユミからフレンド申請が来ましたy/n》


いえすっと


「これでオッケーかな?これから宜しくユミさん」


「はい!あっ友達から連絡来たのでもう行きますね今度一緒に遊びましょう」


ユミさんは冒険者ギルドの二階に行ってしまった。


「疲れた。初日から勇者するとは……ユミさん可愛かったな」


僕は独り言を呟きながら冒険者ギルドに入って行った。

これはヒロインの予感。恋愛タグとハーレムタグ追加しようかな?

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