2話「嫌い」
「「は?」」
声が揃うとかこの世の終末か?となりながらも冷静に話すことにした。目の前にいる嫌いな奴もとい、クラスではそこそこ人気なイケメンが目の前にいる。何故嫌いなのかというとイケメンだからというのもあるが、仕事をすっぽかされて私のせいにされたことがあったからである。故にその出来事から会ったら即喧嘩をしているくらいに嫌っている。
「あれーまさか、佐川。友達いないの?」
「やかましいわ、いるわボケ。」
ちなみに、残念な話をすると彼とは中学から喧嘩している。つまり言うと、仕事をすっぽかされたのは中学時代だ。
ちなみに高校は違えど友人はいる、小学時代からいる同類の友人達が…数名いる
「仕方ないからボッチの佐川と一緒に回ってやるよ」
「黙れ、そして失せろ」
あいつ…いいや、三神は私についてくる。
かちゃり、かちゃりと一人の時だったよりもさらに音を発しながら金属は鳴る。道中、三神は私に喧嘩を売る…とはいえ、三神と私は中学時代の頃は逆の立場だった。
私が喧嘩を売って、三神が返す
いつのまにか三神は顔がよくなって、今に至る。
中学の時はただのメガネがイケメンになるとは、流石の私もびっくりした
「廃墟とはへんな趣味だね」
「うるさい」
「「…」」
「なんか、鉄臭くないか?」
「普通でしょ」
「じゃあ、なんで」
「「死体があるんだよ」」
目の前には頭がない死体があった