7話 雪山とテレポート
キリがいいので短め
え?は?ここ何処?
てか、寒ッ!?
少し寒いなんてレベルでは無い
極寒である
周りの景色はほぼ暗黒
月明かりに照らされて雪が積もりにつもった山の中であると想像がつく
(やば…シバリングだ)
体温が下がってきたきた時に
体を温めようとしてブルブルと体を震わせたりカチカチと歯を鳴らす行為である
これは体の防衛本能だと知識で知っている。しかし、これは疲労感を伴いやり続けるのは体力の無駄遣いなのだ
しかし、それを止める方法は
今の俺には無い。為す術なしである
(あ…俺。死ぬのかな)
赤ん坊の抵抗力が低すぎるのか?
やべぇ…意識が遠のいていく…
「おい!誰かいるぞ?」
「赤ん坊?」
「どうする?」
「どうするって?拾っていくかってか?」
「ああ」
「拾って帰ってどうすんだよ」
「さぁ?」
「さぁ?ってお前…」
「だってさ可愛そうじゃね?」
「まぁ。こんな山中にこんな時間にここにいる時点で捨て子確定だわな」
「うん…決めた。連れて帰るわこの子」
「ハッ。俺は知らねぇぞ」
俺は誰かに抱きかかえられた
しかし、すでに俺は薄い意識の中でまともな反応ができず
その後完全に意識がなくなり
抵抗なんてできなかった
この話。設定上では雪国なんですよね…
この話に至るまでそこに触れてこなかったのが不十分なので
二ブルム家というのもニブルヘイムから取ってます
なので、話に影響しない程度に「寒い」って事に今話以前で何回か触れようかと思います
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