表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2度目の人生は魔法のある世界でッ!  作者: ユートピア
第1章 赤ん坊編 ~甘かった認識と誓いの夜~
14/26

1st エピローグ

時刻は夕日が先程沈み

夜の帳に包まれた夜。俺が決意をしルーナに助けられた夜中から2日


約65時間後

俺は生まれ育った家の前にいた


「アルマ様!!」


マナがルーナにだかれる俺の姿を見て駆け寄ってくる


「良かったぁ……」

「マナ。アルマは無事よ。留守中に問題は無かった?」


「はい。恙無く」

「そう」


ルーナは笑顔を向け家の中に入る


後ろでは

「カストル今回はありがとう。この御礼は必ず」


「いえ、我等は二ブルム家の庇護下。これからも何なりと申し付け下さい」


「ああ。頼む」


レイヤも短いやり取りを終え後ろから俺とルーナを追い家を目指す

マナもレイヤが目の前を通る瞬間に


「おかえりなさいませ」

「ああ」


と言い

レイヤも短くそれに応える


家の中に入ると

「「「おかりえなさいませ」」」


と大勢のメイドと他使用人に挨拶を受ける


「まず、アルマをお風呂へ!疲労が溜まっている可能性が高いから

暖かい飲み物や食べ物も用意しなさい!しっかりと休養をとさせます

後、数人がかりで荷物の荷解きをしなさい」


「「ハッ」」


ルーナのキビキビとした指令に応える使用人達


「ミーシャは部屋?」

「はい。アモン様とシャーリー様に任せてあります」


いつの間にか隣にいたマナにルーナは話しかける


「そう、やっぱり予定変更よ。アルマの無事を子供達にも伝えるわ」


「「「ハッ」」」


ルーナが兄や姉。そして、ミーシャの名前を出したが

何を言ったかまではわからない


俺は、物凄い悔しい気持ちになる

これまで真剣に覚えてこなかった自分に怒りを覚える


(早く言葉を理解しなければ!)


そんな決意をしている俺は生まれてから1番いた部屋に運ばれる


そこには、


「あーーー!!!アルマぁ!!!」

「え、アルマ!?」


元気な姉シャーリーと

俺を見て驚き。喜びの表情をするアモンがいた


パタパタと全速力で駆け寄ってくるシャーリー


「良かったぁ!帰ってきたんだね!」

「ええ。無事よ」


シャーリーの後ろからミーシャを抱っこしながらアモンが歩いてくる


「良かった。何処で見つかったの?」

「それが、盗賊に捕まってたのよ」


「え!?どうして?」


「わからないわ。見つけた時には雪山の中で。3日も雪山にいるとは考えられない事から正確な位置を把握できていないけど、おそこらへんを根倉にしている山賊にしていると言われていたから


連れ去られたと考えていたら、本当に囚われていてびっくりしたわ」


「へーまぁとにかく無事で良かったね」

「ええ。本当に」

「アルマぁ~久しぶりぃ~」


シャーリーは俺の頭を無邪気によしよしと撫でる


俺は、


「ごめん、ただいま」


っと言った


「ッ!?今アルマが、ただいまって言った!!おかえり!!」

「フフ。おかえりアルマ」


「アルマ謝る必要なんてないのよ?貴方は悪くない。悪いのは私よ」


アモンとシャーリーは挨拶を

ルーナは悲しそうな顔で俺の「ごめん」について言葉を返す


ルーナの顔は本当に申し訳なさそうな顔になっている

理由はわからないが、俺が居なくなった理由が魔法の発動だと言う事がわかっているだろうし


大方この顔の理由は、魔力の封印した事で万が一にもこんな事が起きないと油断していた事や


もしかしたら、自分の封印魔法が甘かったのではないかという懸念


で、責任を負っている様なのだ


(違うんだ。母さん。全部俺が悪いんだ)


俺は兄弟に向けていったつもりだったのだが

これで助けられてから3度目になるルーナのこの顔に

やってしまったと後悔し


慰めの言葉がわからないので心を込めて


「アルマ…ありがとう」


ルーナ頬を手で撫でる


(俺の方こそ、ありがとう)


俺は心の中でお礼をする


ーーーーーーーーーーーーーー


俺はその後、お風呂に入り。食事をした

そして、


魔力封印(アビリティロック)


俺の魔力は封印された


「どうだったんだ?アルマの魔力量は」

「ええ。とてつもなく上がってる。成長だけでこんなに上がるなんて」


「魔力とは使えば使う程上がるもの。成長でも上がる事はわかっているが…」


「そんなレベルではないわね」

「そうか」


「ちなみに、ミーシャの魔力もアルマほどじゃないにせよ段違いに上がってるわ」


「何?ミーシャもか?」

「ええ。二人に【魔力封印(アビリティロック)】をかけるのに魔力の3分の1を持っていかれたわ」


「……ルーナの総魔力の3分の1か…凄まじいな」

「ええ。魔力量には自信があったんだけどね……」


「なんにせよ」

「ええ」


「「我(私の)が、子供達は天才ね」」


よくわからないが、天才認定された事は分かった


そして、この日から


「【魔力封印(アビリティロック)】あ、少しだけど魔力がまた上がってるわ」

「何?1週間だぞ?」


その次の週も


「どうだ?」

「……上がってるわね二人とも」


俺は毎週決まった日に魔力を封印されるようになった


万が一にも魔力を暴走して、惨事を起こさない為だろう


そんな事をしなくても、もう無茶をして発動する気はない

仮に魔法を自由に使えるようになったとしても


絶対の魔力コントロールの自信をつけるまでは魔法の行使はするつもりはない


(もう、あんな事を起こさないために)


その為には、魔力を増やすことを目的以外に魔力を使う事はない

そして、これからは言語習得にも力を入れる


そして、魔力を操れる様になり

言語も問題なく習得した暁には、山賊のアジトに行き


あの本を取りに行く。

そして、謝罪の念を込めて花を手向けに行く


そこが、始まり

そこまで俺は魔力封印を甘んじて受け入れよう


むしろ、感謝すらしよう

母や父が安心できるまで、どうぞ思う存分に魔力を封印してくれ


俺は、2度目の人生でありながら

もう一度、1から成長をやり直す。

以下、長いので読み飛ばして構いません


赤ん坊編のエピローグで一先ず区切りです


赤ん坊編のテーマは

主人公が強くなるという人生を確立させるまでの動機付けでした。


主人公は転生し浮かれているという設定でした

1度引き締めた形になります


個人的には意味もなく、最初から最強を目指す!ってのが気に食わないのでしっかり書いたつもりです


テンポが悪くなるのは承知

爽快感が無いのも承知


しかし、本来作品とは過程をしっかりしてこそだと思うのです。そして、アルマやミーシャは僕の頭の中で動き。生きているのでしっかりと描写していきたいと思ってまる(臭い)


そして、所々に散りばめたこの世界についてやアルマの家族二ブルム家についての話


アルマやミーシャについてのアレこれ

あらすじで、ネタバレしてますがミーシャもまぁ…って感じですので同時進行でミーシャが何を思っているのかなど考えてあります


次の舞台は、時が経ち【幼児編】3歳の物語になります。残念に思う方もいるかもしれませんが、16歳やら18歳にに飛んだりはしません。


ゆっくりと、しかし着実に進んでいきます


良ければ、ブックマーク、評価よろしくお願いします

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ