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物語開始

この国は魔導国家まどうこっかアリバドス

魔導士や魔導騎士などの育成に力を入れている国だ

この世界では魔導騎士と魔導士が存在し戦争や政治は彼等が行なっている

適性によって決められるこの世界では魔導適性度が低い人は身分が低く高い者は身分が高い。

そんな世界で生きる魔導適性度最低ランクの少年が仲間パーティを集めていろいろとやる物語なのだが

「俺には、仲間は要らないと何度言ったら分かる!」と叫んだ

アルバート・リーランドは18歳で訳ありでこの学園で働くことになってる

ここはアーカス学園この学園は国の中の5つある学園の一つだ。今は学園長室にいる

「落ち着け、アルバート」とリリスがなだめる

「何度も言っているだろうが仲間は要らないんだよ」

「お前は分かっているだろう。今の状態だと体が持たない事を」と目を見て言った

今はアルバート・リーランドと学園長リリス・リーラルが話している。

リリス・リーラルは13歳でこの学園で一番若いそして学園長を務めている。この喋り方は子供だからとなめられないようにする為だと言っていた

「学園長。俺に、仲間は要らない。何と言おうとな」と出て行こうとした時

「待て、お前の事情は分かっているが仲間がいた方がいい。お前のそれは一人で抱えきれる物ではないだろう。お前を理解できる仲間が作れれば少なくとも今より良くなる筈だ」と静かに語りかけてくる

アルバートは立ち止まって振りリリスを見てこう返した

「俺を理解する仲間だと、そんな奴は居ないだろ。あんたは俺にそう言っていた奴らがいいように使った事は理解しているんだろう。あんたには助けてもらったりこの学園で働くことができるようにしてくれた恩があるがそれは聞けないな」

「近いうちにお前は壊れる。学園の何人かはお前の事情を理解することができる奴が少しはいると思う。それに今年こそ仲間を見つけあの大会に参加して力を示せ。それとこれは連絡用手帳だ」と手帳を渡してくる

「そうか、まぁいたらな」と手帳を受け取った

「そうか、それとお前が仕事をするクラスは12組だ」

「12組ってあの12組か?」と訊いた

「あぁ、全員女で個性的で才能がありほかの先生では手に負えない生徒たちだ」

「なるほど、最弱である俺にその最強クラスの生徒を教えろと?」

「そうだ、最強クラスといっても実戦経験がない奴らだ。現実を見せるのもアリだ」

「わかった。いいだろう」

「そうか、では明日から頼むぞ」

「わかった。じゃあな。リリス学園長」と部屋を出た

「最弱か」とリリスは手元にある資料を見た。そこには

アルバート・リーランド、18歳、男、魔力ssランク、魔力操作dランク、身体能力aランク、反射神経ssランク、反射速度ssランク、知識sランク、魔導適性度dランク

[魔力や反射神経速度、知識が高く超人の域で身体能力は平均より少し上のaランクだが魔力操作、魔導適性度が最低ランクの為、魔導士や魔導騎士にはなれないでしょう]と書かれていた

リリスはその後机に置いてある一つの紙を手に取って見た

「アルバート、お前のした事はいい事なのか?悪い事なのか?どっちなんだ。私は学園長だがまだ子供のようだから分からないな。誰か教えてくれ」と誰もいない部屋でリリスは一人つぶやいた。その紙にはこう書かれていた

通称 魔導狩り 最弱にて最恐の魔導騎士 アルバート・リーランド オーギア都市崩壊の犯人としての疑いで指名手配中

翌日

アルバートは学園へ行き、そして12組と書かれている教室に入った

「俺はアルバート・リーランドだ。訳あってこのクラスの担任をやることになった。よろしく」と挨拶をしたら「アルバート・リーランド!まさか最恐最弱の魔導騎士のですか?」と桃色の髪の少女が叫んだ

「ルーシア、どうしたの?」と寝ていた青髪の少女が眠たそうに訊いた

「アルバートさんだよ。サーヤが昔助けてくれたって言ってた」と答えた

「えっ、あ、あの時の」と起き上がってアルバートの方を向き

「あなたがアルバート・リーランドさんですか」と目を輝かせて近づいてくる

「ああ、俺は最恐最弱の魔導騎士と呼ばれているアルバート・リーランドだが何故さん付けなんだ?」と訊いた

普通ならば忌み嫌われる筈なのだが

「貴方に助けてもらったんですよ」

「俺が君を助けた?」

「6年前に助けてもらったんですけど、おぼえていませんよね」と落ち込んでいた

「6年前って確か小さい村が国家警備隊に襲われていた時の話か?」

「はい、そうです。その時襲われそうになって無我夢中で逃げていたら助けていただいたんです」と首を縦に振る

「助けた?」と考えている

「はい、助けてくださいって頼んだら、任せろ必ず助けてやると言ってくれました」

「そういえば、その事件に関わった理由が助けてくださいって言われたからだっけな」と少し思い出した

「思い出しましたか?」と上目遣いで訊いてくる

「いいや、まだ少しだけだ」

「そうですか、まぁいつでもいいので思い出したら私に言ってください」と席に戻った

少し経って全員がこっちを見たので

「それじゃあ自己紹介をしてもらいたいんだがいいか?」とアルバートが訊いた

「いいですよ、じゃあ私からルーシア・バルトス 16です」と桃色の髪の少女が答えた

「次私ね。サクヤ・イリシアナ16です」と青髪の少女が答えた

「じゃあ、次は僕が自己紹介しょう。ジャック・ローラス15だ」と黒髪で服も黒い少女が答えた

「私はね、エヴァ・テーラル17です」と後ろにいた小柄の赤髪の少女が言った

「クレア・ローレライ18です。よろしくお願いします。」と剣を携えた水色の髪をした少女が答えた

「これで全員です。先生」とクレアが言った

「五人か、君たちの事は聞いている。天才的な才能を持っていて実力も国家警備隊にも劣らないと聞いている。まぁ全員女の子で個性的でほかの先生では手に負えないとも聞いているがな」と苦笑いで言った

「授業など受けなくてもいいからですよ。貴方の授業も受ける気はありません」とクレアが答えた

「私は受けてもいいけどアルバートさんのだし」とサクヤが言った

「クレア、俺も学園長に任されたしそうとはいかないんでな。実戦経験がないと聞いたからこれでいいか」と一つの紙を手に取ってクレアに見せた

「決闘?魔導の使用は身体強化と武器に付与させるものと防御のみ、勝利条件は貴方に剣が当たればいい剣が当たらなければ負け、あなたは自分からの攻撃をしたら負け決闘中受け流すか避けるかカウンターのみってなめてるんですか」と少し切れている

「なめてるかはやらないと分からないよ。それに怪我をしないように手加減して竹刀でやるから君は真剣でかかってきな」と答えた

「分かりました。この決闘受けます」

「じゃあ、模擬戦闘フィールドに行こうか。君たちも来てくれ」と他のメンバーに言った

模擬戦闘フィールドに着いて戦闘服に着替えた二人は円の真ん中から少し離れた場所にいた。他のメンバーと野次馬が観客席にいる。野次馬騒いでいる

アルバートは「そんなに騒ぐとこなのか?」と思ったが口には出さなかった

アルバートはフードの付いた全身を覆う服を着ている

クレアは見た目通り騎士のような服装をしている

「みんな、どっちが勝つと思う?私はクレアが勝つと思う」とルーシアが言った

「私はアルバートさんが勝つと思う。強かったもんあの時」とサクヤが答えた

「さぁ、どうなんだろうな。先生は何か隠していると思うから先生だろうな」とジャックが答えた

「う〜ん、クレアちゃんかな近接戦闘じゃあわたし達の中でサクヤちゃんと並んで強いから」とエヴァが答えた

(野次馬は12組のメンバーと新任の教師だから見に来たってところか)と観客席を見てからクレアに向いて

「準備は出来たかクレア」とアルバートが訊いた

「はい、出来ています」とクレアが剣を構えて答えた

「では、始めよう」と放送室に合図を送った

アナウンスが流れて「これから12組クレア・ローレライさんVS教師アルバート・リーランドさんの決闘を始めます」

「では両者構え[戦闘開始]バトルスタート」とブザーが鳴り決闘が始まった





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