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決戦.2

「和哉! 妖魔の浄化をお願い!」

「了解!」

 和哉は僕の言葉にニヤリと笑い金銀の双銃を構える。


「ノウマク サンマンダ バザラダン カン」


 和哉がそう唱えると双銃は真っ赤に輝き始め銃口に烈火の炎を宿す。その炎を真っ二つに切り裂かれた胴体に向けそれぞれに放った。

 炎は蛇の妖の右半身と左半身に到達し、よりいっそう激しい炎となって燃え上がる。


「大日大聖不動明王の炎をもって悪しき妖を浄化したまえ!」


「ぐぁーーーーーーっ!」


 蛇の妖は大きな断末魔と目を開いて見ることが難しいくらいの眩い赤色の光を放って跡形も無く燃え尽きてしまった。

「未來! 後は任せた!」

「うん!」

 僕は蛇の妖の身体の中から出てきた妖力の核に向け右手を突き出し青白い光を当てる。

 妖力の核は僕の放つ光を物ともせず一部の光は透過させ、また一部の光は反射した。


「くっ!」


 僕は歯をくいしばって光を照射し続ける。


「未來!」


 不安げな表情の紅緋の顔が僕の隣に見える。

「未來! 頑張れ!」

 もう一方の隣に和哉が僕と同じように歯をくいしばりながら応援している。


 そうだ!


 僕には心配してくれる、応援してくれる、仲間がいるんだ!

 その仲間の気持ちに応える為にももっと強くならないと!


 僕はありったけの気持ちを込めて光を放つ。


「いっけぇーーーーっ!」


 放たれた光は青白い光では無く、限りなく白色に近い光に変わっていた。その白い光は一本の槍のようになって妖力の核を貫く。


 カシャーーン!


 妖力の核は甲高い音を立てて辺りに至極細かい氷を撒き散らしたかのように粉々に砕けちった。

「やったぁ!」

「やったな! 未來!」

 笑顔で駆け寄ってくる紅緋と和哉に僕は情けないことに力尽きてその場で尻もちをつきながら笑顔で応えた。

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