和哉復活!
キューン!
絶体絶命のピンチに一発の銃弾が目の前を通り過ぎた。
「俺の大切な未來をそう簡単に喰わせてたまるかよ!」
聞き覚えのある声が僕の耳に聞こえくる。
「和哉!」
声のする方向を見ると銀色の銃を構える和哉がいた。
「なかなか元気そうだな」
そう言いながら三発の弾丸を蛇の妖魔に向けて放つ。妖魔は弾丸に反応して後ろに飛び退いた。和哉は間髪を入れずに僕の方に向かって歩きながら妖魔に銃弾を放ち続ける。
「和哉こそ、もう大丈夫なの?」
「だからあの時に言っただろ。俺は大丈夫だって!」
いつもの和哉の調子で笑いながら答える。僕にとってはいつもの和哉っていうことが嬉しい。
「よかった……」
安堵している僕に和哉は妖に向けて銃を連射しながら言う。
「よかったじゃねぇよ! 未來はこれからが大変なんだよ!」
「えっ?」
「説明するからちょっと待ってろ! 浅葱! 出番だ!」
和哉のペンダントトップが輝き出し、その光の中から浅葱が現れる。
「浅葱! あの蛇少年を少しだけ足止めしてくれるか!」
「分かりました。和哉さま」
浅葱は僕たちと蛇の妖魔の間に入り少年の蛇と化した両腕の攻撃をエナジーウォールで弾き返していた。
「未來! これから話すのは紅緋に関することだ。ただ、情報を提供した人物が人物なだけに信用して良いのか怪しい部分がある」
「紅緋の……?」
「そう」
和哉は銀色の銃をホルダーにしまい真剣な表情で僕に話し始めた。
「昨日のことだ……」




