回想編㉞ えっえっ あなた人間ですか?
新キャラ出てきました(⊙⊙)!!
「も、もぐら!??」
あたしは、仰天の余りに、思わず困惑してしまった!
今、あたしの目の前には、自分の背丈の半分位の大きさのもぐら? みたいな生き物が二本足で立っている。
全身は、綺麗な白い毛で覆われており、両手両足には、土を掘るのに適した大きな長い爪が五本もあった。
しかも、その者の鼻はとんがっており、その鼻からは、サンタクロースの様に白く長いひげが下半身まで伸びていたのだが、見た目は、もぐらそのものだったの。
更に! その者は、二本足で歩き、銀色の羽根で覆われた衣の様なものまで、その身に纏っているではないか!
その手には、金ピカの豪華な刺繍が施された本を持っており、背中にはつるはし! と鉄製のトンボの羽根まで背負っていた!
そして、口には緑色の葉っぱまでくわえていたわ!
その姿は、見るからにどう見たって、ただのもぐらでは無いわ!
あたしは、その衝撃のあまり、開いた口が塞がらなかった。
その驚きに、身体はよろめき、痛めた右足では自分の体重を支えきれなくなり、ドスンと床に尻もちをついてしまった。
「な、何者!」
と、秀があたしの尻もち姿を見るやいなや、目の前に立ち、その謎の生物からあたしを構ってくれた。
すると、その者は、口をもごもごし始め、
「あ~ ごめん、ごめん、びっくりさせてしまったかな? お嬢さん達! ふぉふぉふぉふぉ♪」
と、こ、言葉を話して来たの!
これには、正直、腰を抜かしてしまいそうだったわ!
「うおぉぉぉー 喋ったぁぁぁー!」
流石に、これには秀もビックリ仰天!
その驚きに、一瞬飛び上がり、彼も一緒にあたしの隣りに腰を抜かして、尻もちをついてしまったわ。
その横を、何かが勢いよく、走り抜けた!
その正体は、さっきまであたし達とじゃれ合っていた仔犬と仔猫だった。
仔犬は、しっぽをブンブン振り、仔猫はその者に擦り寄って行った。
「おぉ~ よしよし♪ お留守番ご苦労じゃったなぁ~二人とも♪ 」
懐いている2匹を撫でるその者!
それを見たあたしは、悪い生き物ではなさそうねと感じ、その者に恐る恐る問いかけてみた。
「あの~ あたしは『楓』、こっちの男の子は『秀』って言います。あたし達は、香徠の里から来た忍者でしてぇ、、、 色々あって迷子になっちゃって、、、ここにたどり着いちゃったんです。す、すみません!」
あわあわした雰囲気で話した言葉に、 暫く、黙り込んでいたその者は、その口をゆっくりと開きだしたのだった。
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