回想編㉒ 混乱?
「アァアァァァァーーー!!! ハァハァハァハァ」
その恐怖に頭が真っ白に錯乱した楓は、今度は、忍者刀を握りしめ、突然、熊へと飛びかかったのだ!
「楓ぇぇーーー!」
そんな楓の行動に違和感を覚えた秀は、
「あ、あいつ!まさか、気が動転してるんじゃ? チィ!」
と、言い放ち、秀もまた、この状況を打破すべく案が無く、忍者刀を抜き、楓の後に続いた。
「だぁぁぁぁぁぁぁぁぁー」
二つの刃が熊へと襲いかかった!
しかし、、、
カキィーーーーーーン!!!
!!!
その二人の速攻に、先程は切られた熊だったが、今度は、そのイカつい大きな黒い毛が生えている前足から伸びている爪で、二人の太刀筋を受け止めたのだ!
ギシギシギシギシ!
ガタガタガタ!
この鍔迫り合いで、きしむ金属音と刀が震える音が聞こえた。
「ウググググッッッ!」
そのまだ、10歳と幼い小さな身体で、必死に踏ん張っていた楓と秀だったが、やはり、子供の力ではどうする事も出来ずに、、、
「ガァァァァァァァァァァァァ」
雄叫びを上げて、一挙に全力を出した熊の力の前に、二人は、弾き飛ばされたのだった。
「きゃあぁぁぁぁぁぁ」
「うわぁぁぁぁぁーーー」
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