回想編⑫ 川もダメなら、次は!
く、くま
怖すぎる:(´◦ω◦`):
「きゃあぁぁぁぁー なんなのぉーあいつはぁぁー!まだ、追って来るわ!」
「くそぉぉー どうしたらいいんだよー」
悲鳴を上げながら、死に物狂いで再び、熊から逃げ出した楓達。
それを、ご馳走にありつけるかの様に、ヨダレを撒き散らしながら、川から上陸した熊は、雄叫びを上げた!
「ぐぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
暗闇に静まり返った山々に、その威嚇の叫びがこだました。
「きゃぁぁぁぁぁぁぁーーー!
こ、怖すぎるわよぅぅぅぅぅ」
その熊の雄叫びに、怖気ずいて、再び半泣き状態になった楓。
すると、秀が何か名案を思いついたみたいに、前方を指さした。
「か、楓、あの森に入ったら、大きな高い木に登って逃げよ!」
「う、うぅぅぅん!」
いつもは、優柔不断なくせに、なんだか今の秀って頼もしい、、、
あたしはその秀の一言に、勇気づけられ、彼の茶色の髪の後ろ姿に、無言で忍者走りでついて行った。
熊の追っ手から命さながら、逃げているあたし達は、暗闇の中、木々の隙間から月明かりが差し込んでいる森へと、再び侵入した。
すると、秀はある物を指さした。
「楓! あの木にしよう」
咄嗟に秀が指さした先には、周囲より、一際大きな大木が立ちそびえていたの。
「うん、あの高さなら、重そうな熊も登って来そうにない!」
そう確信したあたし達は、その大木へと到着するなり、サッサッサと、呼吸をするのを忘れる程のスピードで登り始めた。
昔から、香徠の里には、あまり、娯楽と呼べる遊び場が無かったのだ。
大人達は、お酒を楽しみ、子供達は、近くの森で遊ぶしかなかった。
その大自然の修行場があってか?
あたし達は、幼い頃から、森の木々の間を走り回り、木に登ったりして遊んでいたお陰で、俊敏な足腰が鍛えられ、木登りも達者だったのだ。
サッサッサ
木の中腹辺りまで、駆け登ったあたし達は、手のひらサイズにまで小さくなった熊を見て、安堵した。
「ふぅー ここまで登ったら、流石のあいつも登って来れないだろう!」
「うん!あたしもそう思う」
そう言いながら、あたし達はこれまでに消耗した体力の回復を試みだしたの。
忍者たるもの、あらゆる状況下に置いても、最善を尽くし、持久戦に入っても対応出来る様にしておく事は、忍びとしては基本ごとだった。
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