実家のおっとー R
『人ではないもの、、、』
~○○の想い出日記より
▽ ▽ ▽
「おっとーが、、、おっとーが!」
突如、急変した彼女にあたしは、正直、胡散臭さを感じてしまっていたのだが、、、
「だっ、大丈夫? おかよさん。 おっとーってお父さんの事なのかい?」
「は、はい。私、病気のおっとーを一人置いたまま、ここまで夢中で逃げて来ちゃったんです。
あーおっとーが心配で、心配で。
私はなんて事をしてしまったのー
急いで家に帰らなきゃーーー」
と言い放ち、全速力で走り出したおかよ。
その秀とおかよのやり取りを聞いたあたしは、そんな嫌悪感など拭き去っていき、不安で心の臓の鼓動が早まりながら、おかよさんの後を追った。
「秀、さっきはあんな態度とってごめんなさい、あたし、、、」
あたしは、並走する秀に、心のわだかまりを話した。
「まっ いいって事よ」
彼のただそれだけの言葉に、安心感を感じたあたしは、小さく頷いた。
「うん、、、ありがとう」
▽ ▽ ▽
おかよさんを追いかける事、数時間後、
あたし達に、やっと、彼女の村らしき場所が見えてきた。
そこでまたもや、小さな疑問が生じる。
(おかよさんって、こんな距離を走って逃げてきたんだ、、、本当にただの村娘なんだろうか?)
それは、あたし達忍者ならしも、到底、村娘が走り切れるほどの距離には思えなかったからだ。
それも、息一つ乱さずに、、、
しかし時間は、そんな事を詮索する暇も与えず、あたし達は、おかよさんの家へと飛び込んだ!
その次の瞬間!!!
「楓ぇーーー 見るなぁぁーーー!」
秀の激しい叫ぶ声が、あたしの耳に突き刺さってきた。
(えっ、何?)
咄嗟に、気を引き締めたあたしは、緊張のあまり、呼吸が早くなった。
(はぁはぁはぁはぁ、ゴクリ)
そこは、薄暗い空間だった。
あたしは、鼓動が早まる中、習得していた索敵術で、全身の神経を張り巡らせたわ。
(ふぅー 危険は無さそうね)
と、安堵したあたしの鼻を激臭が襲いかかってきた!
「ゴホゴホゴホー うげぇ~ 何よ、この匂い?」
生まれて初めて嗅ぐその悪臭に、徐々に気持ちが悪くなってきたのよ。
鼻を袖で守りながら、あたし達は、その小屋の奥へと進んだ。
すると!
何やら薄らと倒れている人影が見えた。
、、、、、、
「グハッ、ゲボゲボ」
あたしは自分の目の前のものに、激しい嘔吐を催した。
その正体は、
人の【死体】だった、、、
その屍の横で、おかよさんが泣き崩れていた!
無惨な姿に変わり果てたお父さんらしき人物の亡き骸が転がっており、その身からは内の蔵が飛び出し、原型を留めていなかった!
この悪臭の原因は、その遺体の腐敗臭だ!
「!!!ゲボゲボゲボ」
その衝撃な現状に、あたしの嘔吐が止まらない!
自分が忍者と言えども、今まで人を殺めた事の無いあたしには、その光景は、あまりものショックで徐々に気が薄れてだしてきた。
ふぅーっと、意識が飛びそうになったあたしの体を、誰かが支えてくれた?
それは、秀だった。
それを認知したあたしは、意識が朦朧とした中で彼の声だけが聞こえてきた、、、
「おい、大丈夫か、楓? しっか✕○✕」
、、、
「はっ!!!」
彼の声に呼び止められたあたしの意識は、元の鞘に収まり、薄らとその瞳を開け始めた。
そこには、薄暗いボロボロの天井が映し出されたきた。
「それにしてもこれは残酷な、、、
これは人間の仕業じゃないな!
まるで何かに食いちぎった様な有様だ」
あたしはその秀の言葉に、一斉に鳥肌が浮かび上がった瞬間、目を全開に見開いた。
「敵!!!」
意識が完全に戻ったあたしの目には人間離れした影が、天井にへばりついていた!
「天井に何かいるわ!!!秀」
「来るぞ。気をつけろ」
彼に抱き抱えられていた姿勢から、瞬時に身体を捻らせ、その異物から間合いを取るため、床を転がり抜けた!
ドシャーーーーー!
「きゃぁぁぁぁぁぁーーー!!!」
すると、先程あたし達がいた場所に突然、天井から何かが襲いかかって来たのだった。
この度は、数ある作品からお読み頂きましてありがとうございます(*´ω`*)
ヒストリーエピソード『楓』
〖第一章〗
~47番目の自分の正義~
潜入せよ!平華絢爛京 くのいち天女「楓」の恋愛忍法帳~ この天女!超うぶにつき要注意!
略して、、、『うぶ天』
うぶうぶうぶうぶうぶ毛じゃないよ~♩
うぶ天だよ~♩
のテーマソングと共に、盛り上げて行きたいと思っております( * ॑꒳ ॑*)
読書様の『ブックマーク』『いいね』『評価』『ご感想』お待ちしております。
これからも『うぶ天』ワールドを盛り上げて行きましょう~♩




