ねぇねぇ~ だれ((推ω推))?
《登場人物紹介》
【楓】
10代の天才 くのいち天女 香徠忍者
普段は強気だが、いざ恋愛となると、『超うぶ』 に変貌してしまう。
幼なじみの秀を追って、偶然天女になった。
夢獣は、マンチカンの『きなこ』
          
【もねか】
大きな垂れ耳がチャームポイントの雪うさぎの獣天女
いつも大好きな人参をくわえている
なまった方言で話す癒し系
かなり、おっとりとした性格
 
    
「ねぇねぇ~♪ かえちゃんは、だれぇ推しぃー?」
もねかは、急に、なんの前触れもなく純粋な紫色の瞳であたしを見つめながら、指さしてきたの。
「お、おし?」
なになにっなんの事なの? おしって? 初めて聞く言葉だわ! まさか、誰かの背中を押せってことなの! 突き落とすのは流石にやばいっしょよ·····。
    
山間に囲まれた世の中から隔離された香徠の里で、生まれ育ったあたしには、『推し』っていう言葉を知らなかったの·····。
「あ~ あれね~ 今日は誰を押しちゃおうかなぁ~♪ アハハハハー」
苦笑いしながら答えたその言葉に、
???
もねかは、不思議そうな顔をしながら、頭を傾げた。
  
すると、トレードマークの大きな垂れ耳を、振り子のように揺れながら、嬉しそうに笑みをしながら話してきたの。
「かえちゃんは、日替わり推しなのかへぇ~?
わっち(私)は、白菜あねちゃ推し!」
「あ~ そうなの!もねかは、白菜『はくさい』かぁ~ あたしはキャベツかなぁ~」
と、あたしは意味不な話を誤魔化しきろうと、曖昧な返事をした。
ごめんね!もねか·····。あたしは、心の奥で申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
「ねぇねぇ~♪ かえちゃん! 今度、わっちと一緒に、天上界ピュアアイドルフェスティバルに行くっちゃよ~♪」
すると、あたしより小柄で1mもないもねかが、超ご機嫌そうに両手をフリフリしながら、白い着物の袖を揺らし、あたしを何か謎のフェスティバルに誘ってきたの!
「ピュアアイドルフェスティバル!!!」
なんだかその楽しそうな単語の響に、あたしの胸が騒ぎ出した!
「うん、そうだね! ぜひ、一緒に行こうね、もねか」
こうして、話を理解できないまま、あたしはもねかと共に、謎のイベントに行く事となったのだった。
 
    
    
    
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