第一半章 『推し天』「そんなに天女を推して、何が悪いの?推し天活があたしの快感アライブ♪」
『第一章』と『第二章』の間のお話が、新たに始まる!
推しが尊い۹(๛ ˘ ³˘)۶
元気の源(*’▽’*)癒しだわぁ⸜(*ˊᗜˋ*)⸝
まじで推しは世界を救う。うん。
幼なじみの『秀』と、天上界から落ちちゃった柴犬の仔犬『ぽんちゃん』を探し出す為、あたし達は、今、次の目的地『奥奈の国』へと向かっている最中だった。
「そう言えば、楓ちゃん? あたい、前からすごーく♪気になってた事があるんだけど、いいかしら?」
突如、権太があたしに尋ねてきた?
「な、何よ?権太!」
少し警戒気味なあたしの返事に、権太は、嬉しそうに話を続けてきたわ·····。
「うふふふふ~♪ 楓ちゃんって、美咲様に対する『推し天活』の熱量って、すんごいわよね♪何でなのかなぁ~って、あたいは感じちゃった訳よね♡」
「ガルルルルー♪」
にやけ顔の権太と、目を輝かせる相棒のフレンチブルドッグの『チェリー』が、興味津々にあたしを見つめてくる!
「推し天活ってなんなん? この時代には、そんな面白そうなものあるん?」
まるで、この時代の天女ではないような口調の不思議系ゴスロリ天女のちゃきちゃん。
「そ、それは···············」
本能的に好きってなる『推し天活』に、理由なんてあるのかしら·····?と、戸惑うあたしだった。
この『推し天活』とは、今(平華絢爛317年)、天上界で大ブレイク中の熱狂的な推し活の一種なんだけど、そうあれは確か! あたしが秀を追いかけて天上界へとやって来て、間もない頃だったわ·····。
あたしが『推し天活』にハマっていったのは·····。
第一章も、よろしくお願いします(*´ω`*)




