第26回
この物語は、フィクションです。登場する団体や個人は、実在しません。
また、登場する団体や個人は、実在の物と関係ありません。
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闇探偵 西園寺 美園(26) 相良 凌
2 美園 初の闇探偵業(25)
そんな通りにある、道路沿いの電話ボックス。そこから漏れる明かりが暖かくゆれている。古い蛍光灯がちらついているのだ。
この辺りは、西園寺が探偵の助手をしていた頃と、あまり変わらない。
紗些平と名乗る女性が、その電話ボックス近くに、路上駐車すると、西園寺は急いで彼女の車を降り、電話ボックスに向った。
電話ボックスに入って、受話器を取ると、三田沢の名刺を片手に、彼の電話番号を押した西園寺。
西園寺は、受話器を耳に当てる。
「プルルルル・プルルルル・・・・もしもし、三田沢ですが・・・」
受話器から男性の声が聞こえた。西園寺は、
「三田沢さん? 西園寺です! 今、孝道さんと一緒に居ます! 成功報酬を持ってきてください!」
と、言うと、電話口から、三田沢が、
「分かりました! 今、用事を済ませてから行きます! 」
「では、ジャズ喫茶〔マイルストーン〕で、待ってます!」
「長田みやびと会った、ジャズ喫茶〔マイルストーン〕ですね?」
「はい! そうです!」
「分かりました。では、・・・」
と、三田沢のが言い終え、電話が切れた。
西園寺は、受話器を置くと、電話ボックスから出て、紗些平と名乗る女性の車に急いで戻る。
その車の助手席に座り、ドアを閉める西園寺。
彼女は、
「ジャズ喫茶〔マイルストーン〕に向ってくれますか?」
と、紗些平と名乗る女性に訊く。
「いいわよ! 近くの駐車場に停めるわ!」
と、応じた、紗些平と名乗る女性。
彼女の運転する車は、ジャズ喫茶に程近い場所に出た。それからすぐに、彼女は、ジャズ喫茶〔マイルストーン〕近くの駐車場に車を停めた。
西園寺と紗些平と名乗る女性は、孝道と共に、車から降りるとすぐに、ジャズ喫茶〔マイルストーン〕に向かう。
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探偵の助手時代の西園寺美園も登場する、より、スケールの大きい、相良 凌 作品 特命探偵シリーズをよろしくお願いします。(下の〔【VictoryProjectWin☆特命探偵シリーズ☆】〕のリンクからアクセス出来ます)