表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

under 500 Ⅱ

突き指の季節

突き指をした。


こんな季節だから、仕方ない。


冬になると、急に動きが鈍くなる。


そして、力の加減が分からなくなる。


ついでに、感覚もよく分からなくなる。


距離感も、つかめなくなってくる。


「大丈夫ですか?」


若い人が、かけ寄ってきてくれた。


「大丈夫です」


本当に、やさしい人が多いもんだ。


「とりあえず、冷やしましょう。家に上がってください」


いつも、こうなる。



新聞勧誘に来る⇒


インターホンで突き指する⇒


家に入れてもらう⇒


指を冷やさせてもらう⇒


同情で新聞の契約をしてもらう



これが、いつもの流れだ。


狙ってなどいない。


ただ考えすぎて、緊張しすぎて、こうなる。


冬だけだから、冬に気を付ければいい。


でも、気を付けていても、いつも突き指してしまう。



冬は、なぜかいつもフラれる。


だから、その悔しさから、指先に力が入ってしまっている、というのもある。


それが、突き指に繋がっている、ということもあるだろう。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ