花、咲かせられるかな?
色々なところに
様々な人の想いがある
欠片がある
たくさんの願いや夢の種がある
その種からは
蒔いた本人だけからの水ではなくて
共感した誰からの水も貰いながら
色とりどりの花を咲かせたりしている
もちろん
そんなキレイごとだけでなくて
僕みたいな
嫉妬や羨望の混じった
濁った眼差しで
咲き誇っている花々を
日陰から見ているやつもいるんだろうけど
人それぞれの
考えがあって
主張があって
成功があって
失敗もある
僕は
妬みのあまり
誰かの足を引っ張ろうとか
邪魔をしてやろうとか
思わないように
考えないように
それで精一杯
心に一点の曇もない
素直な祝福の拍手
できたこと
僕の人生で一回でもあったかな?
そもそも
拍手を向けて喜んでもらえる相手
僕にいたっけな?
考えるだけ
虚しくなる
鮮やかな花が咲いているこの場所で
そんなことしか考えられない自分が
より惨めで悲しくなる
自分で閉じて
拒んで
それでも蒔いた種
まったく意味ないことは
ないよな
もう花は咲かないだろうけど
暗がりで水ばかりあげて
腐ってしまっているのかもしれないけど
ここでも種き続ければ
僕のでも花咲かせられたりするのかな
そもそも
ここでと拘るのは
やっぱり変かな?