『錬金998話 コーヒーを収穫する』
『錬金998話 コーヒーを収穫する』
「あははは、メヌエット、それは3日間のでしょ。フランツ様はスパルネに裁縫スキルを発動させるのに必要だったの。それで結婚したのよ」
「そうなんですか。てっきり結婚しているのかと。ほら、リアやスイ達も婚約しているとか聞いてます。私もいいなあと思ったの」
「メヌエットも婚約したいのね。ご主人様はまだ誰とも結婚はしないみたい」
「俺はな。忙しいしさ。農地の仕事もあるし」
「コーヒーの木がなっている。難しいてご主人様からは聞いていた。上手くいったのね」
「立派なコーヒーの木はなってた。あとは実を取る。でも取りにくい位置にあるんだ」
ちょうど手が届かない所にある。
メヌエットも届かない。
いい方法を考えよう。
「私の背よりも木が高い。実が上にあるのです」
「それでフランツ様の上に乗ったのね。届くようにしないと、せっかく農地を作っても収穫ができないのじゃ意味ないですわ」
「いい方法はあるかな。毎回フランツが肩にメヌエットを乗せるのは大変」
「俺も無理があるな」
「手が届くような道具を作るのはどうですか。実を取れればいいのでしょ」
カエンが言った。
そこが重要だ。
コーヒーの実を取る方法を考える。
俺も農業も知識がまるでないのが、ここで出た。
アイデアが出ないのです。
とはいえ、このまま放置するのももったいない。
「手が伸びる道具とか」
「伸ばせるわけない!」
「木登りできるできる猿を飼う」
「やったことない」
「実を撃ち落とす飛び道具を作る」
「ハードル高いな」
「それでは、長~~~~いハサミはあれば切れますよね。実まで届く」
「スイ、それいいね!」
「スイの言ったハサミは作ってみたらいかが?」
なるほど、ハサミはハサミでも、長いハサミか。
農業ではないけど、造園土木の仕事では見たことあるかな。
長いハサミで高所の高枝切る作業をしているのを。
あの造園の高枝切りのハサミを作ればいいか。
全く考えつかなったけど、一番いい考えだな。
ミスリル製でも作れると思う。
決して難しい道具ではないな。
「スイの言うのは出来そうだ、作ってみようと思うよ」
「お願いします!」
急きょであるが、道具作りになった。
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