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『錬金099話 リアの秘密』

『錬金099話 リアの秘密』



「うるさい女ね。母親の私の気持ちの何がわかるのよ。私は心配しているの。魔族と人族は誘拐でも無理やりでもいいから、リアを発見したら、連れ去るわよ。そうなってからでは遅いの」


 母親としての心配する気持ちからの行動だった。

 だからか、女王の護衛が俺をにらんでますよね。

 お願いだからそんなににらみつけないで!


「母さん、私は決めたの。フランツ、魔竜スイ、フェンリルのモフルンと暮らすと。私に決めさせてほしいの。もちろん、私が特殊な効力を持っているのはわかってのこと。十分に気をつけるわ」


 リアは母親の女王に言い返した。

 嬉しいのは嬉しい。

 リアは母親よりも俺たちを選ぶと言ってくれたのだから。


 精霊の女王の娘てことは、魔族や人族からしたら、嫁の候補になるわけで、リアを知ったら、奪い合いになるわけだ。


 ようするに、リアが安全ならいいのだよな。

 リアが安全に絶対に魔族や人族の手に渡らないようにしたら、女王は文句はないと思える。


「だめよ、だめよ、母さんは、魔族の怖さを知ってます。魔竜も怖いけど、魔王にも会ったことがあった。私のことを狙ってきて、魔王から結婚しろと言われた。でも私は断って逃げたの。魔王はとても恐ろしいのよ。それに人族には勇者や剣聖や聖者とかもいる。そいつらが男なら、リアを狙ってくるのよ」


「大丈夫ですよ、女王。あんしんしていいです。ここはフランツ様がいますし、魔竜の私もいますし、フェンリル族もいます。こんな伝説的な魔物がいる土地に魔王が来ようが勇者が来ようが強くあまりせんよ。特にフランツ様は強いです。最強の錬金術士です」


「錬金術士なの? それは不安だわ。冒険者に不向きな奴よね」


「そうです、確かに錬金術士は冒険者には不向きでしょう。私もそう思いましたところ、負けたのです。魔竜の私が言うのですから信じてください」


「信じませんね、あなたが本当に魔竜かどうかすら、わからない。嘘かもしれないでしょ」


 女王はスイのことを嘘つきと言った。

 あら、それは言わないでおいた方が良かったのでは?

 俺も言わないですからね、その言葉は。


 見るとスイは完全に魔竜モードに入っていて、魔竜には変身できないけど、魔力を放出したきて、


「女王!! それは言ってはいけない!!」


「えっ、いけない?」


「嘘だと言うのなら、見せましょう、アイスドラゴンの魔力を、ここで!!」


 爆発的に魔竜の魔力が放出される。

 凄まじい魔力だった。

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