『錬金987話 観光客が来る』
『錬金987話 観光客が来る』
コーヒー農地を開始したことで、成功したらいいなと思う。
農地にいたら、トラムから話があった。
どうやら町に人が来たらしいと。
観光客だった。
人数は10人だった。
観光客はいつもは商人の馬車に乗って来ていた。
商人と別に来たのは、町は楽しいと聞いたからだった。
俺は挨拶をして、楽しく過ごしてほしいと言った。
観光客を町へと案内した。
初めて単独で観光客が来るまでになったのは大きいな。
「噂を聞いて観光客が来たのは、嬉しいですね」
「うん、今まで来た観光客がきっと話をしたのだと思う。その話を聞いて、行ってみるかとなったみたいだ」
「いいことです。大浴場も入るかもで、カエンは準備した方がいいかもよ」
「そうだね、準備します」
「ここは辺境の領地ですから、近くの町から来るのも不便です。それでも来てくれたのです」
「不便さはある。近くの町に定期的に馬車が走るのもいい」
「そうだな、定期便か。まだ考えてなかったけど、町に来てもらうのを増やすのなら、定期便があった方がいいな」
町は不便な場所にある。
日本でも、人が集まる観光地には電車やバスが走っているだろう。
この世界に電車はないし、バスもない。
馬車が有力だな。
「どうやって馬車を定期的に走るようにしますかね。馬車を持っている商人にお金を支払い、走ってもらうのもできますよね」
「いつも来る商人さんに頼むのもある」
「またはフランツ様が開始する」
「俺が開始か。そうだな、、、不可能ではないとは思うけど、今までやったことない試みになる」
「馬車はミスリルで作れますよね。馬は今は数匹ですが、育てたら増やせますし」
「牛みたいに増やせる」
「増やせるし、俺が馬車を作ればいいか。やってみるか」
ミスリルなら強い壊れない馬車も作れる。
何台か作ってみよう。
まずはやってみることも大事ですからね。
考えているよりも、実行するほうがいい場合もある。
そこで観光客が来ているのに刺激されて、作業を開始する。
倉庫にあるミスリルの道具で、ミスリルネジ、ミスリルドライバー、ミスリルハンマーなどを用意した。
ミスリル合金もいっぱい使用しよう。
俺の錬金術で加工するとミスリルは変形する。
ミスリルは本来は馬車に使われることはない。
なぜなら、ミスリル合金はあらゆる金属の中で、最も高価な金属の一つであるからだ。
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