『錬金973話 農地を見学する』
『錬金973話 農地を見学する』
コメ農地はキャベツ農地よりも面積が広い。
それに驚いた。
コメ農地が面積が広いのは、食べる量が多いと言う理由だ。
広い分、多く収穫できるので効率がいい。
コメは住人が好きだから、たくさん収穫する。
コメ農地は農業でも難しいとルーリンはいう。
俺はキャベツ農地もコメ農地も全部ミスリル農具で作ってしまうので、違があると知らなかった。
「王都にもコメ農地はするでしょ」
「ある、王都の地方だな。まさか、コメが作れるなら、なぜ貴族はフランツに領地を売ったのだ、理解できない。大物の貴族がこの辺境の領地を所有していた。だけど役に立たないし、売ったのだろう」
「しかしコメ農地を見たら衝撃だ。売らなければと言うだろう」
「俺は辺境の領地をめっちゃ安い値段で買った。使い物にならない土地だよと言われた。錬金術で開拓したら、使えたんだ。良かったさ」
「大物貴族に感謝ですね」
「感謝」
「うううう」
ルーリンはコメ農地に苦しい顔になった。
まだ認めない感じだ。
さらに横にコムギ農地もある。
こっちはもっと広大だ。
「あら、大勢でどうしたのです?」
農地にはメヌエットがいた。
彼女は主に農地で作業をしている。
「うん、二人の来客を見学させている。ちなみに彼女はメヌエットでドリアード族だ」
「ドリアード族! 二人もいたのか」
「もう一人いますよ」
「ドリアード族の農業か。これは国王に報告対象だな」
ドリアード族の登場に警戒するタップだった。
「横はコムギ農地です」
「うわあああああああああ! コメより広いぞ」
「なんだあああああ~~~全部コムギ!」
「コムギも料理して食べますしビールにもするので広大よ」
「ビール? ビールも生産しているのか」
タップはさすがに驚く。
俺も生産できると思わなかったからな。
あとで見学もあってもいい。
迷宮に見学もありだ。
隠すよりも、楽しんだもらいたい。
ましてタップは俺を暗殺しようとした。
暗殺を止めさせるためにも、いい体験をさせたいものだ。
「生産中です、毎日」
「毎日飲んでますので」
「モフルンは飲み過ぎだな」
「魔王に言われたくない、あなたこそ飲むでしょ」
「そうかな」
「飲むよ、モフルンと同じかそれ以上」
魔王も飲むよ。
ビールは毎日生産しているので間に合っている。
迷宮に行けば見れるな。
そもそも幻魔迷宮を知っているかもだが。
知っていたら、衝撃を受けることは想像できる。
「どうした、ルーリン?」
「ビール、あるのかい」
「もしやビールが好きなのか」
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