『錬金969話 竜巻は辺境まで来る』
『錬金969話 竜巻は辺境まで来る』
「じゃあタップも谷まで飛んできたのかい」
「飛んできた。谷まで来て、なぜかグラティアス達と衝突した。衝突したことで竜巻はストップしたがな」
「グラティアスですって!」
「あのバカ勇者達は、まだ谷にいたの?」
「居たよ。谷で迷っていたと言った。それで竜巻とぶつかった衝撃で谷の上に飛んだ。結果的に谷の迷路から脱出した」
なんとグラティアスは今日も谷に居たのか!
よく生きていられたな。
食料を持っていたのか。
「竜巻のおかげでバカ勇者は助かったわけだ。スイが助けてしまった」
「私がバカ勇者を助けた、申し訳ございませんフランツ様。勇者たちを救ってしまいました!」
スイは事実を聞いて、衝撃を受ける。
「普通はあり得ないよな。スイのせいではない。スイは気にすることない」
「そうよ、スイは悪くないよ。悪いのは勇者パーティーと三賢者だ。あいつら生きていられたんですね。死んでなかった。モフルンの話だと神殿のある谷は迷宮と聞いた。だからどうしたかと思っていた。今日まで谷にいたんだ。普通死ぬレベルでしょう」
「何日もたっているもの。餓死する。または食料を持っていた」
「いや、フィーネルがいる。彼女が助けていたらしい。フィーネルは勇者パーティーだ」
「フィーネルか、なるほどな、彼女は最上級の回復魔法が使える。体力を回復させてしのいだか」
フィーネルがいた。
彼女の魔法なら、出来なくもない。
回復魔法は一流だからだ。
「運が良かったのだわ。これで勇者パーティーと三賢者らは今もどこかで生きている」
「ただ聞きたいこともあるわ。勇者パーティーは来なかった。来た時に発見したのはトラムです。トラムが言うには二人だけだったって言った。じゃあ他の人らはどこに行ったか」
「俺とルーリンはフランツの村を発見した。グラティアス達はジャカラン国に向かうと言うので別れたのだ。グラティアス達は村には行かないとした。俺とルーリンだけ村に行った。あ、違った村ではなかったっけ」
「村じゃない、町になった。タップ偉いぞ、よく覚えていた」
「別に偉くはない」
タップは町になったのを覚えていて褒められる。
グラティアスらとは別行動を取ったらしい。
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