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『錬金968話 竜巻は辺境まで来る』

『錬金968話 竜巻は辺境まで来る』


「タップは俺が知っている男」


「コメ神様も知っているのですか?」


「ああ、知っているさ。なんと言っても俺がこの辺境の領地に来たのと関係しているんだ。勇者パーティーにいた俺は最初に勇者グラティアスからパーティーを追放された。その後に冒険者ギルドからも追放された。追放したのがタップだ。ギルドマスターだ」


 俺がタップに追放されたというと、あっという間にリアとモフルンとカエンにフルボッコにされる。


「ぐぎゃあああああああ」


「やっぱり、殺しても良かった」


「生きてる価値ないよ」


「このまま殺しますか」


「いや、殺すとかいいよ。逆に国王から恨まれるからだ」


「国王もフランツを嫌いなのか」


「ご主人様は嫌われる」


「そう言うなよ」


 タップは顔が膨らむ。

 殺すと不味いです。

 国とガチでケンカするに繋がる。


「もう一人の女、騎士団団長ルーリンも飛ばした。王都でフランツ様を切ろうとしていたのを見て、暴竜の水風をしてやった。周りに人がいたから巻き込まれないように、弱めて放ったけどね。王都の外に飛ばした。でもなんでこの町にいるのかしら変ね」


 スイは手加減して弱めて放ったという。

 あれでか!

 思いっきり飛ばしていたけどな。

 弱めて放ったのだから王都付近に落下すると思うけど。

 スイも変だなと言う。


「私をいきなり飛ばしやがって、許さん」


「ルーリンも黙らせますか」


「止めろ!」


 ルーリンはリアを見て言う。

 さすがに横でタップがやられてますからね。


「待て殴るな、それよりもどうして、この町に来たのか知りたい。スイは手加減して弱めに放ったという。だから暴竜の水風の竜巻は王都からでても直ぐに弱まり落下するはずなんだと思う。話が合わないな」


「あれが弱いと言うんか!」


「黙れ、ルーリンが話せ」


 リアが命令する。


「話すよ、スイの暴竜の水風ていうのか、竜巻は弱いというが嘘だ。私は竜巻で王都から谷まで飛ばされた。タップもだ。弱めに打ったとは考えられないぞ」


「スイ、本当はどうなの」


「軽くだよ。弱くした。だって王都のど真ん中だよ。周りには人が多かったもの。タップとルーリンだけを狙って使った。最小にして」


「ええええええ~~~~あれで最小かよ!」


「あり得ねえええええ~~~~」


 タップとルーリンは驚く。

 最小で辺境の谷まで飛ばしたとなるな。

 マジならば、俺だって絶叫するよ。



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