『錬金963話 王都で買い物』
『錬金963話 王都で買い物』
俺はその場から逃げます。
スイがタップと団長ルーリンを竜巻で飛ばした。
直ぐに逃げる。
王都の町は広い。
人も多い。
人込みに紛れた。
ルーリンもいないので、怖い人はもういないか。
グラティアスらは、王都にいなければの話だが。
「スイは色々と見てきたのだろう。面白かったかい?」
「ええ、面白かったですよ。服も可愛いのがあったし、ネックレスとかも見た。もっと見ていたかったの。そしたら、タップていうのかな、麺を食べていた男がついてきたの。そして私に話しかけてきた」
「なぜ話しかけたのかしら、スイに言うことがあったとか?」
「私を縄で拘束するっていうのよ。言うこと聞かないと。フランツ様がどうのこうのって言ってた。気持ち悪くなった。いい年した大人が私を縄で拘束するとかさ。それで変態って言ったら怒って攻撃してきて、反撃した」
「反撃、飛ばしたのね」
「そうです。飛んでいきました」
「まあいいか、とにかく、もう飛ばさない方がいいかな」
「そうします」
「買い物でもして帰ろうか。俺は王都の野菜を少し見たい」
「いいですね、農地を増やせますものね、なんか凄く香ばしい香りです。何でしょうか」
「あれはコーヒー豆です。スイは知らないかな。私は大好きですコーヒー」
「王都ではコーヒーは人気だな。スイ、飲んでみなよ」
コーヒー豆が売っていた。
店内ではコーヒーショップもある。
王都では最も有名な飲み物。
日本と同じだな。
コーヒーを二杯購入した。
スイに渡してみる。
「ほらスイ、コーヒーだ。マーヤもどうぞ」
「どうも、あ~~~熱い~~~~~」
「どうもです、熱いわよスイ」
スイはホットコーヒーをいきなり口にいれた。
忘れていた。
スイは熱いのが苦手ったんだ。
悪かったな。
「熱いですよ~~~フランツ様」
「あはははは、悪かった。冷まして飲みな」
「う~~~ん、苦い飲み物ですねコーヒーは」
「その苦いのがいいんだよ。砂糖を入れる人もいる」
「農地で作れそうですか?」
「そうだな、コーヒーは熱い地域で取れる農作物だ。でも買っていって農地で試してみようか」
「そうですよ、やってみましょう!」
スイに言われてコーヒー豆を購入。
果たして作れるものなのかと思う。
ちょっとハードル高そうです。
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