『錬金956話 団長ルーリンは疑う』
『錬金956話 団長ルーリンは疑う』
「フランツは王都での行動はまだ確認中だ。本当に話した内容が正しいか判断できない。本当だったと判明したら解放する。王女様の許可証も没収だ」
「なぜ!」
「あなたはマーヤと言ったな?」
「私は商人です、商人の証明書もあります」
「マーヤはいい。それともう一人メイド服の女もいた。あの女も尾行している。何をするかわからない以上は尾行して行動を確認している。私の部下に尾行させているのが、帰ってくるだろう」
スイも尾行させているらしい。
マーヤは除外だったから良かった。
するとルーリンのもとに一人の男が来る。
「団長、報告します!! 大変です!」
「どうした!」
部下だ。
ルーリンの部下で、尾行しているから私服だった。
報告するも、やけに慌てている風だが。
「メイド服の女を尾行していましたところ、大変な事態になりましたあ! メイド服の女は服屋やアクセサリー店を見ていた。すると男が接近しました。男は女を店の外で話をした。そこで監視していたところ、男は縄をだしたのです」
「縄?? なぜ縄?」
ルーリンは部下の報告に混乱する。
俺も混乱。
なにがあったか想像もつきません。
そもそも男は誰かも判断つかないが、おそらくはスイをナンパしたと考えられるな。
縄てのが意味不明だが。
報告の続きを聞こう。
「男は縄で拘束しようとしたらしいです。だが女は抵抗した。そこで男はなんと女に対して攻撃をします」
「攻撃! 少女に攻撃とは問題だ。その男は危険人物だ。メイド服の女を攻撃して連れ去ったとかしたのか?」
マジか!
スイに攻撃!
男はスイを狙っていたとかか。
スイに攻撃出来るのは、かなりの腕のある者に限定される。
冒険者でも相当な能力者。
しまった、、、大丈夫かな。
スイだから安心していたが、俺のミスだ。
スイはどうなったか知りたい!
「いいえ~~~逆です~~、信じられないですが、メイド服の女は攻撃を受けても何ともなかったのです。すると、女がスキルか魔法を使いました。竜巻のようなのが発生されてしまったのです! 男は竜巻に巻き込まれて飛ばされました」
えっと、それってスイのスキルですね。
得意のスキルですよ。
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