『錬金955話 団長ルーリンは疑う』
『錬金955話 団長ルーリンは疑う』
「話すよ。蜘蛛族のスパルネは繊維品を作れるんです。それを国際市場に出品した。俺とここにいるマーヤも行きました。国際市場ではレーマリアン王女も来た、それは知ってますか」
「国際市場に行ったのは知っている。服やドレスが好きと聞いている」
「王女はスパルネの蜘蛛の糸を購入した。そこではとても気に入っていたので、スパルネのことを覚えてくれていたのです。そこでスパルネ達が王都に来た話になる」
「レーマリアン王女様と知り合ったわけか。わかった。だが王都に来た理由はなんだ」
完全に職質だよなこれ。
まじで怖いですけど。
仕方ないので話す。
「スパルネは服を作る技術を学びに来た。王都に服飾の先生がいて、先生に教わるのが目的。王都に3か月滞在して学習する」
「3か月滞在だと! 魔族が王都に3か月滞在なんてあり得ない!」
怒り気味です。
常識ではないらしいのがわかる言い方です。
でも王女からも許可が出ているのだし問題ない。
恐れることはないのだ。
「王女が認めたんだ。よって問題ないでしょ」
「それで宿に行ったのか」
「そこも調べたのか」
「調べたさ。店主にはこれから聞く。なにかあったら報告させる」
「ご自由に。何も怪しいことはない。服を作るだけだよ」
「ならいいが」
「本当だ。それと話は変わるがさっき飲食店にいた。麺を食べたのだが、そこでタップにあった。タップは先に麺を食べ終わっていた」
「何?? タップだと。店に入ったのは追っていたが、タップがいたのは把握してなかった。それでタップはどうした?」
あれ、そこは知らなかったらしい。
言ったほうが良かったか、それとも黙っているべきだったか。
タップは俺を暗殺しようとしたのはルーリンには黙っていた。
そこは知らないなら、ギルドの建物が燃やした犯人のカエンだとはわかっていない。
カエンがやったとは言うのは黙っておこう。
面倒だしな。
「出て行ったよ。話したのは、ギルドの建物が家事で燃えたから大変だったなと話した」
「それだけか、タップと待ち合わせしていたことはないか?」
「待ち合わせするわけない!」
「そうか、それならフランツを拘束する」
「ええええ! なぜ!」
いきなり俺を拘束という。
待ってくれよな。
ちゃんと話したよな。
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