『錬金940話 服飾の先生メルエに会う』
『錬金940話 服飾の先生メルエに会う』
「わああああ! 初めての王都です。取ってきた町とは規模が違う」
「わああ、人がいっぱい。こんな多くの人住んでいるのですか」
「うん、王都は国も首都だ。国王もいるし人口はターバンド国で最大だ」
スパルネ達の蜘蛛族は王都に入って衝撃を受けている。
町の規模が大きいからだ。
まるで地方の子が、東京や大阪に出てきたみたいだな。
大都会に来た感じ。
迷宮で育ってきたスパルネ達には何もかもが初めて見る光景です。
マーヤの知り合いの所に行くのが目的だ。
マーヤにその人の居場所に行ってもらう。
「知り合いの所に行くのは近いのかな?」
「近いです。名前はメルエです。女性でして、服飾士ですから、スパルネ達は服の作り方を学べますね。繊維品を購入してくれるので知り合いました。スパルネの糸は王都の一部でも話題になってます」
「女性の先生なんだ、スパルネはお世話になれたらいいな」
「はい。学びたいです」
「学びます!」
「私もできるかな?」
「無理だよ。スイは裁縫スキルがないだろ」
「無理か、でも服は欲しい。フランツ様がかってくれたらいい。どこかの服屋で」
「欲しいのかい?」
スイは服が欲しいという。
王都に来たからには服はおしゃれな服は着ている。
スイは影響されたようだ。
「歩いている女性が可愛い服を着ている、欲しい!」
「買うよ、スイが気に入ったのを買おう」
「うれしい、やっぱりフランツ様は私を好きということですね」
「好きとかじゃない。買い物だよ。せっかく王都に来たからな」
「私もあんな可愛い女の子っぽい服を作れるようになりたい」
「できますよ」
マーヤの案内で王都の町を歩く。
町の女性は可愛い子が多い。
王都にいた時は気づかなかったが、可愛い子や美人な女性が多いな。
普段東京や大阪にいると気づかないのと一緒ですね。
女の子だけ見ているとスイから、
「フランツ様、今さ女の子ばっかり見ていたでしょ?」
「いや、見てないよ。あははは」
「見てたような。私がいるのに」
「スイの方が可愛いさ」
まあ、スイが可愛いのは間違いない。
他の男もスイを見たら可愛いと思うだろう。
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