『錬金934話 服飾の先生に会いに行く』
『錬金934話 服飾の先生に会いに行く』
マーヤが町に来て、蜘蛛族の繊維品がバカ売れしたと聞いた。
スパルネが服飾の先生に教わるとなり、王都に俺も行くと決まる。
また王都か。
最近良く行くな。
そこで蜘蛛族のスパルネ、あと蜘蛛族の女性4人を加え、そこに俺の護衛というスイのメンバーで出発だ。
「ご主人様、王都に行くのはお気をつけて」
「うん、行ってくる」
「スイに言っておく。冒険者ギルドのギルドマスターは要注意だぞ。私が建物を燃やしたのは王都の人は誰も気づいていない。だから私がやったと絶対に隠すこと」
「言わないよ。まだバレていないわけだな、わかった。またギルドマスターが暗殺してきても私が氷にしてやる」
「頼む」
「氷にしたらスイが絶対怪しまれると思うが」
「氷魔法を使うものは多い。冒険者にも多くいる。心配はなし」
また暗殺が無いのを俺は願っている。
スイが怒ったら、ギルドマスターのタップの命はない。
言わなくてもタップは、理解して欲しいものだ。
「カエンとトラムにボロくそにやられたんだ。また攻撃したらどうなるか。考えたら理解できると信じたいよ俺は」
「行ってみてだね。スイの顔は知っているのですもの。グラティアスとかの勇者パーティーと、後は騎士団はスイと会っている。スイを見たらケンカ売るとは思えない。勇者はするかもだが」
「勇者はバカだからな」
「ていうかさ、谷から出ていけないです。あそこの谷は迷宮と呼ばれるくらいに迷路な構造になっている。私達は先に谷から逃亡した。勇者たちは残っていた。まだ谷にいて、脱出できていないのもあり得る」
「ええええええ~」
「まだ谷に! そしたら食料なかったら餓死だね」
「死ぬわ」
「勇者パーティーとウルフキラーの三賢者が死んでくれたらラッキーですよ。私は大っ嫌いですので」
「むちゃくちゃ言うなあ」
「ざまあです」
まだ谷に居るなら餓死しても不思議はないな。
数日たっているしだ。
死ぬなら死ぬで構わない。
むしろ俺も助かる。
「願わくば、俺としては王都にグラティアスがいないのがいい」
「フランツは嫌いだものね」
「勇者でしたら国際市場では私が追い払ってやった。うるさいから」
「スパルネがいるから大丈夫だね、勇者が逃げるよ」
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