「錬金932話 勇者視点 谷で迷って帰れない」
「錬金932話 勇者視点 谷で迷って帰れない」
辺境の谷にいた俺。
フランツらは、俺との戦いをせずに逃げて行った。
ざあまみろ!
やっと俺の強さがわかったか、あははははは!
俺の強さに怖くて退散したは最高だった。
魔王ストラマーベルも大したことない。
余裕で覇者の剣で切ってやったぜ。
もう何も怖くはない、クククククククク。
「見たか、俺の勇者の姿を! クククク」
「敵の錬金術士とか魔王も逃げて行った。凄いぞ勇者!」
「やっぱり勇者だ!」
「勇者、勇者、勇者!」
勇者コールだ。
これだよ、俺が求めていたのは。
ミーシャとフィーネルも俺お復活した姿にほれぼれするだろう。
「覇者の剣だと変わるな、別人みたいに強くなった」
「うん、別人」
「違う! 別人言うな! 俺の本当の強さだ。クククク」
「わかった」
納得したのか。
三賢者はわかっただろう。
グラーがいる。
「グラーよ、俺の強さを見ただろ、クククク」
「覇者の剣が凄い。でもグラティアスの強さも認めるよ」
「うん、それならいい」
グラーはわかってくれた。
まあいい。
「グラティアスに聞く。敵が去った。逃げたのか。それに神殿から覇者の剣は取ったわけだ。俺たちの当初の目的は達成だ。国王も喜ぶ。フランツという邪魔がきたのは余計だったが」
「達成だ」
「達成した。谷の上に戻ろう」
「うむ、戻ろう。戻ったらジャカラン国に帰る」
グラーからはとりあえず谷の上に出る。
そしたらジャカラン国に帰るよう指示があった。
問題はない。
俺としては覇者の剣さえ入ればいい。
今まではターバンド国の元で冒険者ギルドに属していたが、ジャカラン国にいく。
谷を降りてきたのを逆に戻ればいい。
来た道を戻るだけだ。
来るよりは簡単だろう。
谷の道を歩く。
しかし結構歩いたが、いっこうに谷の上まで上がれない。
おかしいな、、、。
まだ着かないのか。
「変だな、もう着いても良いころだ。かなり歩いたぞ」
「グラー、どうなっているの?」
「わからない、迷ったか」
「迷っただと?」
「道が複雑でわからない」
確かに道は複雑だった。
来るときは気づかなった。
「来るときは霧があった。霧が少しなくなった。実は道は迷路みたいよ」
「迷ったぞ」
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