『錬金931話 商人マーヤが来る』
『錬金931話 商人マーヤが来る』
「フランツ町長と行くなら不安はないです。私だけでなく他の蜘蛛族の女性もいいですよね。裁縫スキルはありますから」
「いいよ」
「スイ、勝手に認めるな!」
「何人?」
「私も入れて5人です。5人はフランツ町長と結婚生活したからおぼえてますよね」
「凄い、5人と結婚生活?」
「マーヤ、これはスキルのためだった」
「わかってます、でも凄い」
俺を変な目で見ないでくれマーヤ。
何も無かったのだ。
といっても、マーヤは疑っている、
「じゃあ5人の蜘蛛族とフランツ町長と私で王都に行きましょう。王都には有能な服飾の人でメルエがいる。行ってみましょうか。メルエは蜘蛛のいとの繊維を大変に気に入ってました。蜘蛛族とは言ってあるのでメルエはたぶん大丈夫だとは思う」
「決まりね」
「私も行こうかしら。王都行ってないし」
「えっ、スイも?」
「カエンとトラムは国王の対談で行った。私は知らないもの」
「なぜ行く? 単に遊びに行く気ですよねスイの考えは」
「王都は楽しそうだし」
「やっぱり遊びだ」
スイも行きたいという。
俺は複雑だ。
王都は俺を警戒している。
冒険者ギルドのタップが俺を暗殺する目的であったのも判明する。
スイが行っても不安はあるが。
「遊び気分のスイ」
「遊びもあるけど護衛もある」
「護衛するの?」
「カエンとトラムでギルドを燃やしたのでしょ。フランツ様が暗殺されそうになって、ギルド建物を燃やしたと聞いた」
「ああ、それは私だ。燃やした」
カエンが燃やしたのは王都がどう思っているか。
俺が行くのはヤバくないかな。
「フランツ様の護衛で私がお守りする。これならいいでしょ」
スイは俺の護衛役を訴えた。
どう考えても遊び優先っぽいと俺には聞こえるが。
「まあいいよ。護衛で来たければ来たらいい」
「ええええええ~私も行こうかな、スイが行くなら」
「リアも?」
リアまで立候補。
完全に観光か旅行気分だな。
「スイだけにしよう。余りにも多いと護衛ではなくて戦力になる」
「そうだよ、リアまで行ったら、王都に戦闘に行くと勘違いされる。残念ですが町にいるべきね」
「がっくり」
「次に行くときはリアが優先よ」
「わかった」
これで俺も王都に行くと決まった。
王都には国王もいるしギルドマスターのタップがいる。
会ったら俺を暗殺しようとしたのかを確認したい。
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