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『錬金930話 商人マーヤが来る』

『錬金930話 商人マーヤが来る』


「フランツが良いと言ってるし、王都に行くようよ。スパルネは初めてでしょ王都は」


「もちろん、迷宮から出たことがないですから、でも私は不安はある」


「不安なんて要らん」


「でもさ、私は人族ではない蜘蛛族と言う魔族に属している。マーヤも王都も人族が一般的。それに獣人族やエルフ族とか、他種族もいる。けも魔族は別でしょ。人族と魔族は敵対している種族。これは世界共通の常識ですよね。迷宮にいてもそれは知ってます」


「蜘蛛族だからマーヤの知り合いも嫌がるってことか、どうかな。私はフェンリル族だけど、魔族だとどうなるのかな」


「王都に入れるのも難しいとかあるでしょ。王都は検問も厳しいと言うし」


「やっぱり難しいか、残念だけど」


 スパルネは行きたいけども、魔族ということで、王都に入るのも無理だと考える。

 人族と魔族には隔たりがあるのは事実だ。

 怖がるひとも当然いる。


「俺は以前は王都に住んでいた。確かに魔族は絶対に居なかった。魔族が王都に入るのは厳しいのはそうかもな。国民も魔族を見たら怖がる。でも希望もあるさ。国際市場では貴族と王女にも会った。その時は護衛がいたから、大丈夫だった。王女か貴族に言えば王都にも入れてくれる可能性もあると思う」


「王女と貴族ですか、残念ながら私は接点がないです」


 マーヤはコネクションはないと。

 普通はないか。


「誰もないわよ、国の王女と貴族と知り合いはいないですね。フランツ様が直接に相談するしかないよ」


「俺がか」


「うん、ここは町長の出番です。村長から町長になったことだし」


「関係ないし」


「町長になった。村長よりも手腕はある」


「手腕とか無理だ。この前まで俺は村長だし」


「お願いします。私を王都に連れていってほしい。町長と王都に行きますから」


 魔族が王都に入るのは俺が頼りとなる。

 スパルネは俺にお願いするので、マジで困ったな。

 王女や貴族とか苦手なんだよな。


「フランツ様は国王に最近会った。王女にも会えるよ」


「会えるとか簡単じゃない!」


「フランツは王女か貴族に会う。そこで許可をとるだけでいい。簡単だ、決まりだ」


「リア、簡単とか言うなって。俺は王族とか貴族とか苦手なんだよな。でもスパルネがヤル気なら行ってみよう。服飾の経験があれば、町の服を作るのも夢はないな、そう考えると夢はある」



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