『錬金929話 商人マーヤが来る』
『錬金929話 商人マーヤが来る』
「スパルネが聞いたら喜ぶ」
「うん、スパルネを呼んできます。迷宮にいるでしょうから」
リアが気をきかして迷宮に行った。
繊維のことだけにスパルネがいる方が話が早い。
リアがスパルネを呼んで来てくれた。
仕事中だったかな。
「スパルネ、呼んできたのは、今日はマーヤが来たからなんだ」
「久しぶりですマーヤ。国際市場で会って以来かな」
「そうですね、あそこで王女様に認められたでしょ、それで王都でも評判になっている。神級の糸、神級の繊維として。私が持っていた分のスパルネの繊維は全部売れてしまったの。それを言いにきた」
「ええええええ~全部ですか、嬉しいです! 蜘蛛の糸が評価されるのは嬉しい」
「やったね!」
「町の特産品になる」
「スパルネは最近は裁縫もできる。裁縫スキルを得たから。私の破れた服を裁縫して直してくれたのよ」
「へ~~裁縫が出来るように、それをいいですね」
「まあ、簡単な直しだったけどね。フランツ町長と結婚生活をして」
「ええええええ~結婚生活?」
「いや、それは、説明すると、3日だけの期間だけだ」
「3日間の結婚生活、、、離婚したのかな、、、」
「離婚ではないのよ。私が裁縫スキルを得るのに必要な条件だったの。それでフランツ町長に言って3日間だけすごしたわけです」
「わかったような」
「まあ、深く考えないでいいよマーヤ。スパルネが新しいスキルが得たということです」
あれはリアのお尻の服が破けた時。
スパルネの迷宮に行ってスパルネと蜘蛛族と結婚生活を3日した。
あれのことだ。
「私は蜘蛛の繊維も作れる。今後は服を作るのも出来るようになりたいと思う。リアの服を直したら楽しかった。蜘蛛族には伝統的に裁縫のスキルがあったの、それが目覚めたので、楽しかったのだと思う」
「裁縫ができる、それが楽しいなら、私の知っている服飾の人がいます。紹介しますよ。その人に教わるのもいいです」
マーヤは知り合いに服飾ができる人がいるらしい。
スパルネが会えば、習うことができそうだな。
「いいじゃない、スパルネ!」
「その人に教わったらどう?」
「面白そう!」
「スパルネが興味あるなら、マーヤの知り合いに会ってもいいよ。俺は構わないさ。マーヤは信頼しているから、その人も信頼していい」
スパルネが服飾が出来るようになるなら、面白そうだ。
マーヤが言うなら間違いはないだろうな。
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