『錬金928話 商人マーヤが来る』
『錬金928話 商人マーヤが来る』
大食いバトルは大盛況だった。
町になってお祭りになったのは良かった。
3姉妹は何も言ってないが、フェンリル族の歓迎会のようにふるまわれた。
町の中を見まわった。
村から町になった実感は無いが、更なる発展をしたいと思う。
これで敵がこなければ一番いいのだが。
落ち着くと、必ず何かしらやってくるので困る。
特にグラティアスは余計だな。
もう来なくていいですから。
そうしていると、村に誰か来たとトラムから報告がある。
トラムはウルフキラーがあるから、町の付近で監視する。
トラムに会うと、
「前に来たことのある女性の商人です。町長に会いたいそうです」
トラムから聞いて直ぐにマーヤとわかった。
マーヤしか女性商人はいないし。
トラムに言って家に来てもらった。
やはりマーヤだった。
蜘蛛族と一緒に繊維の国際市場に出かけた時にお世話になった人です。
「久しぶりですマーヤ」
「どうも久しぶりです、フランツ村長」
「あ、、商人さん、もうこの人は村長ではないっすね」
「ええっ違うの?」
マーヤは疑問系で聞いてくる。
当然知っているはずがないですね。
「フランツ町長になったのです。村から町に昇格させると決めた。人口が急激に増加したからです。今日からはフランツ町長です」
リアが俺の代わりに説明してくれ、面倒はない。
マーヤは町になったのは驚いていた。
いきなりだから、驚きますよね。
「町!! 町になってしまったのですか。村が出来て短い期間でしたが、驚異的な速度で町になった。町に相応しい街並みに成長した。以前に来た時よりも建物が激増してますもの。発展する速度が凄いです」
「ありがとう。それで今日は商人ですから、何か売りに来たのですか、それと買うなら農作物もあるけど」
「いいえ、私は主に繊維しか扱わない商人なの」
「そうだった、国際市場にも行きましたからね。あの時はいい経験をした」
「蜘蛛族のスパルネと一緒に行きました。スパルネの繊維の糸は町で販売しても大好評! もう売り上げが絶好調なの」
マーヤは繊維に詳しい。
もう一人の商人であるフィデリオゴンからの紹介で来た人です。
商人フィデリオゴンは主に農作物などを取引きしている。
スパルネの繊維品の糸が売れたのは大きい。
俺はマーヤから、そう言ってくるのを待っていた。
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