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『錬金924話 美魔女料理バトル』

『錬金924話 美魔女料理バトル』


 先に潰れていたフェンリル族。

 そのフェンリル族が女王が潰れたのを見て、起き上がったのだ。

 起き上がったぞ!

 まだやるのか。

 復活するのか!


「シェフィール、まだ勝ったと思うのは早いかもな。フェンリル族が復活してきている」


「何だってまさか、なぜ復活するんだ、ここからまだ食べだすっていうのか!」


「ありえないっ、あそこから立ち上がってきた、まだ食べられるのかよ!」


「女王、俺たちはまだまだ食べられる。ちょっと休憩しただけだ」


「俺も休憩してた。もう休んだから復活だ女王!」


「みんな」


「よ~~~~し、みんな女王の分も食べるぞおおおおおお!」


「おおおおおお!」


 驚いた!

 もうダメかと思った。

 27人のダウンしたフェンリル族が復活した!

 これはわからないな。

 まだ勝負はわからなくなったぞ!

 最後の最後でフェンリル族が粘ってきたのだ。

 猛烈に食べだす。

 休憩したから、元気に復活したのか。

 ガーターとモフルンも粘っている。

 本当にわからないぞ。

 逆に3姉妹が危なくなってきた。

 先ほどまで余裕がある感じだった。

 今は厳しい顔になっていた。

 観客席も盛り上がる。


「良いぞおおおお」


「あと、ちょっただぞ~~~」


「モフルン、頑張れ~~~」


 勢いはフェンリル族になった。

 観客席からの声からも伝わる。


「タンパ姉さん、ヤバいよ~~~」


「ううううう、どうなっているのか。化け物かよ、フェンリル族は化け物だった」


「アイスクリームが無くなっていく、もうちょっとしかない、やばいよ食べちゃうよおおおお!」


 なんとフェンリル族の猛烈な追い上げで、アイスクリームがあと一皿になった。

 残りは一つだ。

 嘘だろ!

 200人分のアイスクリームが。


「これが最後のアイスクリーム。私が食べたら勝ちです!」


「モフルン!」


「モフルン!」


「モフルン!」


 モフルンコール。

 すげええええぞ、大逆転だ!

 モフルンが最後の一口を食べた。

 大食いの勝負がつく一瞬だった。

 ガーター師匠が手をあげる。

 勝った瞬間だ!


「食べたああああ!」


 モフルンが自分で勝利を確定させる。


「フェンリル族の勝ちだああああ!」


「おおおおおお!」



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