『錬金923話 美魔女料理バトル』
『錬金923話 美魔女料理バトル』
「フランツ町長は腕立て伏せできないの?」
「できるけど、せいぜい10回だな、あっでも俺を変な目で見るのは止めて欲しい。ガーター師匠が変なのであって俺は普通だ」
「変って!」
「変ですよ」
「ガーター、町長と会話してないで食うことに集中しろ」
「はいよ」
残ったのは3人になった。
つまりは27人はギブアップしたのだ。
過酷なバトルなのが伝わる結果だ。
俺ならば、最初のトマトサラダで終了だった。
それを考える凄いですよ。
終了した27人の分をあわせると、とてつもない量だった。
「ふふふふふ、27人はもうあきらめてストップですか。そしたら27人の分も3人で食べることになりますので。さすがに今回ばかりは無理でしょう。魔族の勝利です」
「むむむ」
「うううう、くるしい」
「アイスクリームって冷たいぜ」
3人も奮闘しているが、ペースは落ちた。
そして27人の分も食べるのは物理的に無理と思える。
でも女王は手を止めなかった。
限界に近い状態なのにだ。
「苦しいです、でもあきらめません。女王として、あきらめてなるものか」
「女王っ!!!」
「お母さん!!」
そこで女王が倒れそうになった。
限界だった。
いや限界をとうに超えていたのだ。
それでも食べていたのだ。
これが女王の意地なのか。
一族を統率する王の姿なのか。
俺は凄みを見た。
するとモフルンが女王を抱えて横にする。
「お母さんは休憩してて、あとは私が引き継ぐからさ」
「ふふふふふふ、一人減ったわねタンパ姉さん」
「レシピナ、シェフィールか。料理はご苦労さん。もう勝負はつくわ、時間の問題よ」
料理していた3姉妹のシェフィールとレシピナ。
二人もキッチンから会場にバトルを見に来た。
勝利を確信している風だ。
「魔族に勝とうとする。残念ですって感じですね」
「やはり焼き飯が効いたのでしょう。あれを食べきっただけでも褒めてあげます」
3姉妹は余裕で見学していた。
女王も潰れてしまい、ガーターとモフルンしか残っていなかった。
俺はもう勝負はついたと思った。
だがそうでもなさそうです。
下にある☆☆☆☆☆に
★応援してもらえると嬉しいです。
ランキングに入れるように頑張りたいです。




