『錬金919話 美魔女料理バトル』
『錬金919話 美魔女料理バトル』
もうだめかと思った。
食べるペースが遅くなる。
食べるのを途中で止める人も出た。
それが、変わった。
焼き飯の美味さに止まらなくなる。
理由はわからないが、再び食べだすのだった。
まだイケそうだな!
焼き飯もイケるぞ!
「嘘でしょ、ハンバーグを200人分、次に焼き飯も200人分食べるというのか。ある得ない、恐ろしいわね。ちょっと甘く見てました」
「タンパ、焼き飯は全部食ったわ!」
「マジか!!!」
「見なさい、もう200人分の皿は空だ」
「ううううううう、まさかの展開だ。正直ここまでやるとはな」
「これで私の勝ち。フェンリル族が勝ったのだな」
「いいえ、まだ終わってません。最後の料理があります。最後のデザートです。これはもう無理でしょう。ハンバーグを食って焼き飯も食って、限界でしょう。デザートはどうされますか。ここで負けを認めますか女王?」
もう無理だ。
ここで終わりでいい。
十分にやったよ。
みんなも楽しめたと思う。
「女王、もうここでいいよ。ゲームは楽しめたさ。勝負は3姉妹の勝ちとする。でも凄いいいバトルだったさ」
俺は女王を褒めて、バトルの終了を告げる。
観客も納得のいく宣言と思う。
「私からも言います。まさかここまでやるとはと思いました。フェンリル族が偉大な種族だと実感した。女王よ、いいバトルだったよ」
美魔女3姉妹のタンパが終了をいう。
女王を尊敬する発言であった。
「いいえ、違います。タンパ、違いますよ」
「モフルン? 何が違うの?」
モフルンが否定するように言う。
まさかモフルン、続けるというのでは。
それはダメだ。
もう十分だよ。
これ以上は俺が認めない。
「続けます。最後に私だけになってもバトルは続けますよ」
「まだヤル気!」
「やるわよ」
「ダメだモフルン。俺が中止する。限界だ。これ以上は俺が認めないよ。終了だ」
「嫌ですよ。ご主人様がダメと言っても続けます」
「ふふふふ、私の娘は誰に似たのかね。娘がやるというのに女王の私が止めるわけにはいかない。さああ、次の持ってこい、タンパ」
「面白いです、実に面白いです。やりましょう。魔族の意地にかけて負けられません。最後のデザートです!」
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