『錬金917話 美魔女料理バトル』
『錬金917話 美魔女料理バトル』
「ふふふっふハンバーグは全部食べたか、肉はボリュームがある。200人分のハンバーグの肉を食べたら胃はどうなるか、もうフェンリル族の胃はぱんぱんに膨れている。もう何も食べられないのです」
3姉妹の長女であるタンパは、この時点で勝利を確信した。
発言は勝利宣言のようだった。
悔しいが俺も同じ意見。
200人分のハンバーグを食べてもう胃に入るスペースは無いでしょう。
いくら大食いでも限界はある。
タンパが不敵な笑いをする。
「無理だよな」
「さすがにフェンリル族も腹いっぱいだよな、、、ゲームは終了だろう」
観客の中からは、女王がもう食べられないとなり、ゲーム終了ではと言い出す。
美魔女3姉妹の勝利の空気が濃くなった。
しかし女王は、
「ああははっは、ハンバーグは大変に美味しかったぞ、美魔女3姉妹のタンパ。今のは美味しくて満足だった。だがまだまだ食べられる、私の胃はまだ余裕がある。次の料理を出しなさい、勝負は終わってません!」
「なんですって。まだ食べられるというの!」
「びっくりしましたか。フェンリル族は伝説の種族。そこらの奴と一緒にするなってことよ」
「思ったよりもやるわね、町長、次の料理を持って来てください」
女王が勝負の続行を言う。
もう勝負は着いたかと思った。
だが、女王はあきらめていなかった。
決して胃に余裕はないのは確実だ。
あれだけの肉を食べて楽であるはずはない。
しかし女王からはフェンリル族のプライドが感じられた。
絶対に負けられないという意地が。
俺はキッチンに戻る。
次の料理を取りに行くためだ。
だがキッチンではレシピナとシェフィールが料理を作っていなかった。
なぜだろうか?
「おい、レシピナ、次の料理を頼むよ」
「ええええええ~もう終了だろう。200人分のハンバーグを作って持って行った。それで終了だろうから、作るのやめてたんだ」
「私も中止した。だって勝でしょ。いくらフェンリル族が大食いでもこれ以上は食べられないはすよ、終わるよ、さ後片付けする」
レシピナは勝利を自分で確信して料理を辞めていた。
タンパもそう思っていたが、料理を辞めていたとは。
「タンパも勝利を宣言した。そしたら女王はあきらめずに言った。まだ続行するとな。だから次の料理を作ってくれ」
俺は二人の美魔女に言った。
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