『錬金915話 美魔女料理バトル』
『錬金915話 美魔女料理バトル』
魔族流タマネギスープは大盛況だった。
「ほおお~~~全部飲んでしまいましたか、フェンリル族さんやるわね」
「美魔女タンパに言っておく。フェンリル族の胃袋はこんなものではないぞ」
「さあ、どこまで強がれるかしら。町長、次に行きましょう」
皿を片づけてキッチンに行く。
何往復しているのだ俺。
めっちゃ働いているよな。
キッチンに再び戻る。
キッチンには忙しいそうにフライパンで炒めているレシピナがいた。
レシピナは肉料理を作っていた。
でた、これは出ちゃったか!
先ほどからレシピナが作っていたのはハンバーグだ。
「魔族流のハンバーグだ。さっきまでは前菜だったが、ここからはメインの料理です、ああああ、町長は食べちゃだめよ、後で食べさせてあ、げ、る!」
「はい!」
レシピナが俺に食べさせてあげるという。
恐ろし誘惑だった!
だが今は料理バトル中だ。
俺が誘惑に負けるわけにはいかぬ。
レシピナとは目を合わさずにハンバーグを運んだ。
猛烈な肉の香りが会場を充満する。
会場にいる観客も思わず声が出る。
「おおおおお~~~~肉の匂いだあああ」
「来たなあああああ、遂に来た、魔族流の肉料理だ!」
「さああ、我らのメイン料理を紹介します。町長さんが運ぶ料理は、町の特産牛肉の魔族流ハンバーグで~~~~す。この牛肉は町でリザードマン族が育成した肉です。どんな人種もこの料理の前には争いは無くなるという料理です、フェンリル族さん、ご堪能ください!」
タンパが紹介するとフェンリル族の前に俺が運んだ。
ハンバーグのいい匂いでフェンリル族は鼻をクンクンとさせる。
「ハンバーグか!」
「ジャカラン国でも食ったが、ジャカラン国のは最高だった。あれよりも上のハンバーグはねえよ!」
「そうだな、ジャカラン国の王都の肉料理は最高だったわ。いくら、魔王専属でもあのハンバーグを超えるのは無理ですわ」
女王はタンパに食ってかかる。
しかしタンパは失笑した。
「ジャカラン国のハンバーグを食べてませんが、はたして特産牛肉、魔族流のハンバーグと比べてどうかしら、食べてから言ってください」
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