『錬金904話 回復薬を作る』
『錬金904話 回復薬を作る』
「マニクリエのホーリー薬が、どの程度の効力なのかな」
「貴重な薬草ですが、傷が治ったり、体力は回復はしますが、完全に体力が回復はしないとされる」
「それでは町長の話に出た、ヒール薬かハイヒール薬くらいってとこですかね」
「そうでしょうね」
マニクリエがホーリー薬について教えてくれた。
サザンも言った通り、たぶん初球のヒール薬くらいだろうなと俺も思う。
もちろんヒール薬の効果でも十分です。
町で回復薬が生産できたら、とても大きい。
「十分だよ。ヒール薬と同じでも十分に嬉しい。そもそも町には回復薬がないのだから、初球の回復薬でもありがたい」
「メガヒール薬てのはどんなですか?」
「メガヒール薬となるとハイヒール薬よりもさらに体力を回復させる効力が大きい。ダンジョンの奥深くに行く際とか、強い魔物と戦うときには絶大な威力を発揮するアイテムだ。中級よりも上級の冒険者が持っている。効力はあるぶん、値段はとても高いので上級冒険者ですら多くは持てない貴重なアイテムとされる。パーティー内に有能な回復術士がいればいいが、そうでないパーティーは多めに持つかが、ダンジョンの効力のカギとされる」
「上級の冒険者でメガヒール薬が高いからと言ってケチって少ないまま行くと、魔物に負けることもあるということですね」
「良く聞く話だ。だから冒険者パーティーにとっては悩ましい。自分の財布と相談しつつメガヒール薬を購入する。でも足りなくなって死んだら意味ないけどね」
冒険者ギルドでは良く聞いた話だ。
とても期待された勢いのあるパーティーでも、回復薬をケチって全滅しちゃったとか。
ギルドでも回復薬は多く持つように指導していた。
俺がいや勇者パーティーでも回復薬は必ず持っていた。
「町長も冒険者だったから詳しい」
「俺は元は勇者パーティーだった。パーティーにはフィーネルという国でも一番に有能な回復術士がいた。危険な目にあっても回復魔法で足りていたが、それでも回復薬アイテムは多く持っていた。まあ、俺が錬金術で強い魔物が接近できないように磁力を張っていた。だから強い魔物との戦いは避けていたけどな」
「町長の錬金術は回復薬よりも重宝されるてことですね」
「回復薬がいらないとは、、、さすがです」
「要らないわけではなかったけどな」
グラティアスのパーティーでは、俺は魔物が接近しないように、全体力と全魔力で継続していた。
あれは、めっちゃ大変だったな。
でもグラティアスもミーシャも気づいてくなかったのが悲しいです。
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