『錬金900話 フェンリル族用の家を建設する』
『錬金900話 フェンリル族用の家を建設する』
「椅子は座りやすいです!」
「家は広いです!」
「30人のフェンリル族はみんな住める広さにした」
「広くていい。町長の錬金術には驚きだ。フェンリル族にはない能力だ。フェンリル族は作り出すのはあまり得意ではないみたいだ、階段がある。階層があるのだな」
「ええ、5階建てです。30人は楽に住めますよ」
5階建ての家は初めて作った。
俺も初めてだから、大丈夫かと心配もあった。
完成してみると5階建ても作れるとわかった。
ミスリルネジとミスリル合金で出来ているから、強いのだ。
全く揺れたり、振動も起きない。
大地震がきても揺らがないだろうと思えるな。
30人のフェンリル族が走ったり動き回ったりしている。
喜んでいるけど、床は完璧だった。
「ご主人様、町になって最初の大事業でしたね。みんな喜んでます」
「良かった。町でも最も大きな建物の一つだ」
「5階建てのが作れるから、人口が増えても対応できます。何階建てまで作れそうなの?」
「そうだな、、、俺も考えてないけど、もっと高い階層の家も作れるかもだ。10階もいけたりして」
考えてなかったが、もっと上の10階建ての家とか出来たら、凄いよな。
もう家と言うよりもマンションレベルだ。
マンションはこの世界にはもちろんない。
だいたい王都でも見かけるのは、3階くらい。
木材で作るのと、石で作る家もある。
5階建ての家は、かなり珍しい。
それよりも大きな建築になると、城とかのレベル。
王族や貴族が住む家だ。
一般人が住むところではない。
町に巨大な家を俺が作れば革命になるかもだ。
人口が増えればの話だが。
「このペースなら、町の人口はもっと増えそうな気もする。人族が住みたいとなるかも」
「魔族もいるけど」
「魔族がいても住みたい町にフランツが作ればいい。きっと出来る」
「魔族が居ても住みたいか。難しいだろうな。人族と魔族は仲が悪いし、見たら怖がるに決まっている」
「それを変えるのよ」
「そのうちな。町が人気がでるのが先だ。農業や生産も増やすぞ」
人族が将来、俺の町に住むか。
そうなったらいいなと思った。
かなりハードル高いけどな。
家が完成して女王達は気に入ってくれたのは良かった。
作業は終わり、片付けて終わりだった。
そこに作業に来ていたホーリーウィッチ族が俺の所にきた。
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