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『錬金896話 フェンリル族が村の住人に』

『錬金896話 フェンリル族が村の住人に』


 トラムには村からの監視でいいと言っておく。

 危険はさせたくないしだ。

 

「そしたら、いっそのこと女王と仲間の人たちを村に移住してしまえばいいと思うの、村にいる方が安全よ。フランツ様もいるし魔王もいるし、他にも住人はいる」


「スイの考えはいい! そうよ、村の住人になったらいいわ。ねえいいでしょ?」


「うん、そうだな、村にきてもらうのがいいな。スイの考えに俺も賛成だ。女王はどうですか、俺は村に移住してもらのがいいですが、決めるのは女王で」


 スイが提案したのは、女王も仲間も谷から村に移住する案だった。

 それはいいかもな。

 村なら俺もいるし、ウルフキラーが来ても対応はできる。

 フェンリル族だけだと不安が残る。


「村か、、、村長が言うなら移住したい。娘もいるしな」


「決まりだ!」


「モフルン、みんなフェンリル族が移住だよ」


「うん、良かった。村に居れば、安心です。ご主人様ありがとう!」


「俺は移住してくれるのは構わないさ。良かったな」


 女王は認めてくれた。

 これで女王も含めてフェンリル族は全員が村の住人になる。

 今までは村と谷に別れていたので、全員が集合する。


「何人くらいになるのかな?」


「そうですね、私もいれて谷には30人くらいかな」


「30人も増える!」


「また村の人口が増えるね。村の中に実は魔幻迷宮もあって、地下にはさらに住人がいるの。この前もホーリーウィッチ族、100人が住人になったばかりです」


「魔幻迷宮だと!!」


 女王はお驚いていた。

 知っているのかな。


「女王はご存じですか」


「名前は知っているが実在していたとは。最も危険なダンジョンと。ここにあったのか、、、それを住人にしてしまうとは村長らしい。それに魔王と呼んでいたな、先ほど連れていかれた男は。私を助けてくれた人だが、、、魔王なのか」


 女王はずっと谷にいたから知らなかった。


「そうです西の魔王ストラマーベルですよ。ガーター師匠のところで訓練もしている」


「ああ、俺の訓練を受けているさ。さすが魔王だけあって潜在能力は抜群さ」


「あああ、ストラマーベルが聞いていたら喜んだだろうにな」


「ビビに連れて行かれた」


「残念でした」


 でもガーター師匠から褒められるのはストラマーベルの潜在的な強さを見抜いてのことだろうな。


「ガーターのところか、ずいぶんと来ないうちに変化があったようだな。施設も違うぞ。色々と建設されている、、、、ちょっと村長に言ってもいいかな?」


 女王は不思議そうに言う。

 さっきまで深刻な顔ではない。



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