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『錬金894話 フェンリル族の過去の話』

『錬金894話 フェンリル族の過去の話』


 ガーター師匠はモフルンのダラダラの話は無視する。

 興味が無いと見た。


「ジャカラン国から西の谷に来た。でも俺は頭のどこかで気にはなっていた。ジャカラン国のランガ国王がいつか俺たちに再び関わって来ると。ウルフキラーがあればフェンリル族は怖くないとな。今回はウルフキラーを持っていた冒険者は?」


「ジャカラン国だと言ってました。天地の三賢者、グラー、ランジェリ、ムルンチです。ウルフキラーを持っていたのはグラーです。ガーター師匠は知っていますか」


「グラー、ランジェリなどの名前は聞いていたが、まだ若い感じだった。あれから年をとって成長したのだろうな。三賢者てのはなかった。最近できたのだろう。ランガ国王がウルフキラーを持って来たからには、絶対にあきらめずに来る。そう思っていい。女王も気を付けることだ」


「ええ、ウルフキラーを持っていると、やはり不利。フェンリル族だけでは圧倒的に不利だった」


「困ったな。俺もなんとかしたい。出来ることがあれば言ってください。村は協力します」


 女王やフェンリル族がまた標的になる可能性もある。

 防御策は必要だ。

 何かあってからでは遅い。

 ガーター師匠はまた来るという。


「覇者の剣は勇者が持っています。まだ谷にいるか、王都に帰ったかです。ランガ国王は覇者の剣は使いにくいのよね。フェンリル族の血が必要でしょう。また狂ったら困るもの。だから襲ってくるのが濃厚か」


「フェンリル族を20人殺したのなら、その血をまだ持っていて保管している分はsるのではないかな、冷蔵したりしてさ」


「うん、あり得る。血は冷やせば保存は出来る。覇者の剣をずっと使うには足りない。もっと血が欲しいわ。ランガ国王は欲しいと唸っていそう」


「勇者が狂う分にはいいわよ」


「うん、言えてる」


「勇者が狂う、それで自滅して自分で死ぬ。これがいい」


「勇者はもともと頭が狂っているよ。おかしいもの。だからあれ以上狂わないかもよ」


「狂いようがない」


「いや、狂うでしょ」


「おい、みんなグラティアスを何だと思っている、一応は人だぞ」


「一応です」


「勇者って、そんなに酷いのか、俺は良く知らんが」


「ガーター師匠は見たらわかります」


 ランガ国王は血をストックしているらしい。

 どれだけストックしているかは、ガーター師匠も女王もはっきりとは把握してないという。

 冷蔵すると確かに保存は出来そうだ。

 冷蔵の技術はあるだろうから。

 



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