『錬金891話 フェンリル族の過去の話』
『錬金891話 フェンリル族の過去の話』
「フェンリル族の血を!」
「なぜ血を、、、ランガ国王は吸血族か?」
「いいえ、ランガ国王は知っていた。覇者の剣は魔族の血を大量に吸った。すると狂いだして持った者も狂い出すと。覇者の剣を戻す方法がある。フェンリル族の血を吸わせることです」
「フェンリル族の血を吸わせるの剣に!」
「どうしてフェンリル族の血が関係しているかな。意味が分からないけど」
「俺は前に聞いたな。フェンリル族と覇者の剣が生まれた経緯を。前に女王から聞いたよ。忘れていたけど」
「忘れていたのフランツ様!」
前に聞いたような。
でもはっきりとは覚えていない。
内容も忘れていた。
「そうでしたね、娘のモフルンを連れ戻しに来た時に話したかもしれない。覇者の剣は神級と呼ばれている。神様が作った剣ですので、そう呼ばれる。作った時にフェンリル族も横にいた。神様は覇者の剣が狂った時はフェンリル族の血を吸わすことで、もとに戻るように作った。それは伝説として伝えられてきた。ランガ国王は知っていたようだった。私に血をくれと言ってきた。私は断った。なぜならランガ国王に私は注意をしていたのです。以前から覇者の剣を使うなと。それなのに黙って使っていた。それで結果はその冒険者は狂ってしまう。覇者の剣は回収したが、冒険者は狂ったまま」
ランガ国王が自分が悪いよな。
女王の意見を聞かなかったのが悪い。
俺だって血はあげないよ。
「ランガ国王が悪い」
「うん、ランガ国王と冒険者が悪いよ。狂って死ぬべき」
「冒険者は狂って、どうなったの?」
カエンが聞く。
俺もこの話は知らないので聞きたいです。
女王は続けた。
しかし顔は険しい。
「ランガ国王が暴走したわ。ランガ国王は私にフェンリル族の血を出せと、強硬的に来た。そこからランガ国王とフェンリル族は険悪な雰囲気となった。私は冒険者は見捨てたわけだが、ランガ国王はそこでフェンリル族の血を強引に取りに来た。フェンリル族を捕まえて、無理に血を取った」
「ええええええ~無理やりですか!」
「ランガ国王は勇者並みに卑怯だな」
「いや、勇者グラティアス程ではないです、あれは最悪です」
「勇者グラティアスよりは、まだ増し」
ランガ国王よりも酷く言われてますよグラティアスさん。
俺が引くぐらいに、文句を言われる。
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