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『錬金089話 勇者グラティアス視点』

『錬金089話 勇者グラティアス視点』



 フィーネルよ、なぜ回復魔法をしてくれないのだ、遅いぞ。

 普通はもう魔法してくれてもいいはずだが。


「ぐぐぐ、フィーネル…………回復して…………くれ………」


 苦しみつつ言った。

 するとフィーネルは、


「遠いわ! 距離が遠いのよ、グラティアスの場所が。魔法するにも距離が離れ過ぎている」


「嘘だろおおおおおおおお!!!!」


 なんとフィーネルの回復魔法をするには俺とフィーネルの距離が遠すぎたのだ。


 確かに魔法には効果の範囲がある。

 それに術者との距離は、術者が一番よくわかっている。


 つまりはフィーネルが一番良くわかっているのだ。

 そのフィーネルが無理だと言うなら無理なのだ。


 そうなると俺は回復されずに、この状況を乗り越えろと。

 クソです。

 ベヒーモスとケンタウロスに囲まれたまま、状況から脱出しろと。


 不可能でしょ。


「ぐぎあああああああああああああああああああ!」


 今度はケンタウロスが俺に向かってまたも前蹴り。

 馬の蹴りてハンパなく痛いのを知る。


 鬼龍と稲妻の団の連中は、俺が最強だし勇者だし無敵とおもってをいて、手を出さないみたいだ。


 バカかよ、俺がこんなに死にかけているのに、余裕なんてあるかよと言いたい。


 ヤバい、このままでは死ぬぞ!


「勇者グラティアスは、これからだよ。最強の勇者の力を見せるのは!」


「そうだよ、きっとここからとんでもない反撃が出るのだよ、絶対に見逃さないでいようべ!」


「奇跡を見るんだべ!」


 なんだと!!

 呑気なことを言ってる場合かよ!

 俺を見て死にかかっているのが、わからないのか。


 素人冒険者か。

 Bランクまでいったパーティーなら、少しは気づけよ。

 ミーシャ、ミーシャなら、わかるよね。


 早く助けてくれミーシャ。


「グラティアス、私も参戦する。けど、ちょっと情けないわよ」


 ミーシャだった。

 ミーシャは、ベヒーモスの方に向かっていて、


「氷の串刺し!」


 ミーシャが氷で作る攻撃魔法の氷の串刺しをした。

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