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『錬金889話 フェンリル族の過去の話』

『錬金889話 フェンリル族の過去の話』


「ところでストラマーベルは行ってしまったが、重要な話は村長にはしておく」


「どうぞ」


 女王からだった。

 深刻な顔に変わって言う。

 重要?


「重要な話なのだが、今回の件と関係しているので話すとする」


「女王話すのか、、、」


 ガーター師匠が険しい顔になった。

 かなり深刻な内容っぽい。


「まだ話していなかった。これは村長には話すべきだと思った。助けられたのだし、今後も関係するだろう」


「知りたいです」


「話すよ。まず我らフェンリル族について話す。我らフェンリル族は今は辺境の谷に暮らしているのは知っての通り。以前は違っていた。人族、魔族と関係を取らないのが一族の習性である。よって一か所に留まるよりも移動していた」


「ドリアード族も同じです」


「放浪生活ですね」


「フランツ様は追放生活です」


「そんな生活ない!」


「ドリアード族も移動していると聞く。フェンリル族のだ。そして以前は西の大陸ではなくて東の大陸に移住していたのだ」


「東の大陸?」


「東の大陸、、、へ~~~初めて聞きます」


 東の大陸にいたのか。

 移住しているのは前から聞いてはいた。

 それが重要なのかな。

 

「私は長いこと東のジャカラン国にいた」


「カエンは迷惑だったと思うよ」


「なぜ!」


「あ、女王に言っておきますがカエンはファイアドラゴンです」


「魔竜か!」


 カエンはジャカラン国からしたらコメを食わせてあげていたのだから迷惑な存在だよな。


「フェンリル族は東のジャカラン国にいた。ジャカラン国とは友好的であった。国王は親切で、フェンリル族にも優しかった。だから魔族が襲ってきた時はフェンリル族は加勢してあげていた。人族は喜んでくれた。覇者の剣は私が大事に隠し持っていた。でも国王から貸して欲しいと言われて、人族の冒険者に貸し出していた時期もあった。そのおかげでジャカラン国は勢力を拡大していった。魔族の領土を次々と奪ったのだ。国王は喜んだ」


 それは初耳だった。

 ジャカラン国とは関係が深いらしい。

 でも今は西の大陸にいる。

 関係はどうなったのか。

 良い関係なら、ジャカラン国にいればいいのにと思う。


「ジャカラン国にいたのか。私は知らないから、もっと前の話だな」


「カエンがジャカラン国に来る前です」



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