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『錬金882話 勇者グラティアスは覇者の剣を持った』

『錬金882話 勇者グラティアスは覇者の剣を持った』


 グラティアスは俺の錬金術で烈火聖剣が使えていたのを知らない。

 でも今ははっきりと使えた。

 覇者の剣にはグラティアスの剣術スキルを急上昇させる力があるとしか考えられない。

 現にストラマーベルが吹き飛んで流血した。


「すげえええええええええぞ!」


「やっぱり勇者だな、さっきは疑って悪かったぜ!」


「最弱と言って謝る、お前は強いよ!」


「偽物じゃない、本物の勇者だあああ!」


 敵からはグラティアスを賞賛する声があがる。

 ずいぶん変わるな。

 さっきはボロボロに言ってたよな。

 変わりすぎですよ。

 言われたグラティアスは、


「ふふふふ、あははははは、わかればいい、わかればいいのだ。俺が最強の勇者とな! さああかかってこいフランツ。お前もぶった切ってやるぜ!」


 調子にのって言ってくる。

 マジで面倒な奴だな。

 この性格にはついていけません。

 まあそれはいいとして、覇者の剣を持った。

 この後どうするかだ。

 ストラマーベルが流血したのは事実。

 まだどれだけ能力を秘めているかは不明だ。

 モフルンも一時撤退を言っている。

 無理にこのまま戦うか。

 それとも、村に帰るかだ。

 村に帰ったとして、グラティアスが村に来るのではとも考える。

 それだと同じか。


「ストラマーベル、いったん戻って来て」


「いや、俺が、、、」


 ストラマーベルは引こうとしない。

 魔王のプライドだろう。

 無理にでもグラティアスとヤル気だ。


「待って、待って、落ち着いて」


「魔王の血に火をつけたみたいね。でも待ってください」


「わかった」


 ストラマーベルは納得してないが、戦闘は中止してくれた。

 ちょっと相談しましょう。


「モフルンが言うように村に帰るか、このまま戦うか」


「ストラマーベルのを見てもグラティアスは面倒にはなったのは確かよ。今の烈火聖剣てのはかなりの剣術だったもの」


「そうね」


「俺が行こう。俺の錬金術と比較したい」


「コメ神様が、私のファイアブレスでもいいですよ。勇者にぶつけても」


「いいや、俺がやる。俺と一度は戦いはしないと、あいつは納得しない性格だ。グラティアスの性格はわかっている。ここで戦いをしないと村に帰っても、村にまで来る。必ず来る。自分が最強じゃないと気がすまないんだ」


 俺から説明して、説得する。



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